4月18日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと北海道日本ハムの第4回戦は、2対1でオリックスが勝利した。

　オリックス先発の九里亜蓮投手は初回、吉田賢吾選手、清宮幸太郎選手の安打で1死1、2塁のピンチを招くと、野村佑希選手の適時打で1点を失う。しかし、2回以降は相手打線を17者連続アウトにするなど、2塁すら踏ませず、得点の機会をつくらせなかった。

　打線は相手先発・北山亘基投手の前に好機をつくりながらも、あと一本が出ず。それでも6回裏、先頭・太田椋選手が2号ソロを放ち、試合を振り出しに戻す。続く7回裏には、1死1、3塁のチャンスをつくったが、代打・杉本裕太郎選手が併殺に倒れ、勝ち越しはならず。

　九里は8回表に安打と四球で2死1、2塁のピンチを招くも、後続を二ゴロに打ち取る。9回表にも安打を許したが、遊撃手・紅林弘太郎選手の好プレーもあり、併殺で切り抜けた。

　好投に応えたい打線は9回裏、田中正義投手から中川圭太選手の二塁打、紅林弘太郎選手の敬遠で1死1、2塁とし、若月健矢選手が打席へ。前進守備の中堅手の頭上を越えるサヨナラの適時二塁打を放ち、試合を決めた。

　勝利したオリックスは、九里投手が9回107球6安打1四球5奪三振1失点で移籍後初の完投勝利。自身3連勝を飾った。チームは連敗を「2」で止めている。

　敗れた北海道日本ハムは、先発の北山亘基投手が6.1回113球6安打2四球5奪三振1失点の内容。打線は初回に3安打で先制も、2回以降は九里投手を捉えきれず。連敗を喫した。

　 １２３４５６７８９　 計
日 １００００００００　 １
オ ０００００１００１Ｘ ２

日 北山亘基-河野竜生-池田隆英-●田中正義
オ ○九里亜蓮

文・香山唯