【SOMPOWEリーグ第18節 N相模原戦】リーグ後半戦、初勝利を目指す今節。体を張った守備は継続しつつ、ゴールに迫る攻撃の回数を増やし、質も上げてネットを揺らしたい

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

前節の三菱重工浦和レッズレディース戦から中5日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、敵地に乗り込み、ノジマステラ神奈川相模原との2024-25 SOMPO WEリーグ第18節に挑む。リーグ後半戦はここまで6試合を戦い3分3敗と勝利がないだけに、何としても今節、勝点3を掴み、シーズン終盤の戦いに向けて勢いを付けていきたい。

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後半戦の6試合を振り返ると、初戦はアルビレックス新潟レディースに1-2で敗戦。そこからジェフ千葉レディースに0-0、サンフレッチェ広島レジーナに1-1、ちふれASエルフェン埼玉に0-0、日テレ・東京ベレーザに1-2、浦和に0-1。相手とスコアを挙げてみると、順位的に近い、もしくは上の相手ばかりであり、そうした相手と僅差の勝負に持ち込めていることは、粘り強く戦っている証とも言える。ただし、勝ち切るだけの力強さに欠けているとも事実。「自分たちの少しの隙やミスで失点して、逆に言えば、自分たちのチャンスは逃してしまっている。攻守で少しのところにこだわることが、勝つためには大事だなと思います」と荻久保優里はこの6試合を振り返る。WE参入2年目の今シーズン、攻守に上積みを果たすべく、過程の部分も大事にしてきたC大阪だが、ラスト5試合は両ゴール前での質や回数に強くこだわって戦いたい。もっとも、守備に関しては、前半戦のように大崩れする試合はなく、前から行くところと、最後のところでも体を張りながらしっかりと戦えている。白垣うの、米田博美といった次世代を担う若きセンターバックを欠きながらも、ここ数試合はCBとしてスタメンに定着している浅山茉緩、さらには両サイドバックの荻久保優里、中西ふう、ディフェンスラインの奮闘ぶりは目立つ。GK山下莉奈のセーブや体を張ったクロス対応にも安定感があり、残り5試合も粘り強い守備は継続していきたい。

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その一方で、後半戦は6試合で3得点と得点力に課題を残している。当然、シーズンが進むにつれて相手のスカウティングも進み、得点ランクトップの矢形海優に対するマークも厳しくなっていることは確かだが、ラスト5試合は全体を押し上げ、前に人数をかけて迫力のある攻撃を繰り出したい。「フィニッシュする選手に周りの選手がどれだけ関わるアクションができるかも課題になるので、チャレンジさせたい」と鳥居塚伸人監督も話す。新加入の丸井優奈と田子夏海も、自身の個性をピッチで発揮するべく準備を重ねている。今節に向けて丸井は、「間で受けることも大事ですが、それだけでは点は取れない。クロスに飛び込める位置など、もっと前に入っていくことも必要だと思うし、チームとしても前に関わる人数を増やしたい」と話す。WEリーグという舞台でいかに自身の良さを発揮していくか。そこに対してトライを重ねている田子も、今節に向けてはシンプルに、「ゴールへ向かっていく推進力を出して、積極的にシュートを打っていく」ことを自身に課して臨む。今シーズンずっと意識してきた「相手を見て判断する」(鳥居塚監督)ことは引き続きトライしつつ、後ろから湧き出るような迫力も出して、攻撃の回数やシュートの本数を増やしていきたい。

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21-22シーズン、N相模原に在籍していた脇阪麗奈は今節がWEリーグ・なでしこリーグ通算199試合目。大台に乗る直前の一戦となる。当然、N相模原時代の試合も199試合の中には含まれており、感謝の気持ちとともに今節に挑む。「自分がいた頃とは監督や選手、やっているサッカーも違いますが、成長している姿を見せて、勝ちたい」と意気込む。N相模原とは今季の開幕戦で対戦。ヨドコウ桜スタジアムを舞台にC大阪が3-1で勝利を収めた。
“ダブル”を目指す今節だが、N相模原はホームでの直近2試合は連勝中。しかも2試合とも複数得点を取っているだけに、C大阪としては受けに回らずチャレンジャー精神の気持ちを携えて、敵地に乗り込みたい。
(文=小田尚史)
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