BOATRACE】歓喜の涙! 上條暢嵩が待望の地元周年初制覇 住之江G1太閤賞

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 ボートレース住之江(ナイター)の「G1太閤賞競走 開設69周年記念」(優勝賞金1200万円)は17日夜に優勝戦を行い、上條暢嵩(大阪出身・大阪支部31歳)【写真】が2コース差しで念願だった地元周年初制覇を達成。G1は通算4回目のVとなった。

 優勝戦本番は向かい風4メートルのコンディション。スリットはほぼ横一線の中、上條はコンマ12。1コースの桐生順平もコンマ13で伸び返し気味に先マイしたが流れ、上條が冷静沈着な差しハンドルでバックストレッチ先頭。そのまま2マークを先取りして勝負は決した。人気を集めた桐生は2着。池田浩二がゴール手前で大池佑来を逆転して3着。3連単2-1-4は3620円の11番人気だった。

 地元G1を勝つのはSG制覇にも劣らない感激だ。表彰セレモニーでの上條暢嵩は、念願かなって涙が止まらなかった。「めちゃくちゃうれしいです。感極まって泣いてしまいました」。

 準優の足のままでは、桐生順平を簡単に回しては勝ちきれるか微妙だった。そこで上條は出足、ターン回り重視の仕上がりだった31号機を、パンチ力重視の伸び型に急きょシフト。これが奏功した。「できればまくろう、と考えていました」。スタート展示から桐生にプレッシャーを与えた。桐生が珍しくターンもれしたのは、明らかに上條の心理戦が効いた証しだった。

 上條は「住之江の記念を勝てたことがうれしい」としみじみ語った。過去3回のG1制覇は全て下関。もちろん自信はついたが、正真正銘のグランプリレーサーになるためには避けて通れない地元ビッグタイトルだった。今回への思い入れは想像以上にすさまじかった。

 今年初優勝の上條は、住之江では通算6回目、全国では通算28回目の優勝。今年の獲得賞金は3430万円で5位に上がってきた。次走は再び住之江。ゴールデンウィークのオール大阪でがい旋となる。またひと回り存在感を増した上條が、初夏に向かい、気温の上昇とともにペースを加速させそうだ。

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