【ノジマチャンピオン杯】春の嵐に負けないタイ出身のマークセン、ウィラチャンそしてタマヌーンが揃って首位発進
第1ラウンド
「箱根カントリーは風の難しいダイナミックなコースで、バックナインのホールは特に戦略のしがいがあります。今年も日本シニアに戻ってこられて幸せです。明日も頑張ります」とキングオブシニアのマークセン。ちなみに、この日ノーボギーで回ったのはマークセンだけ。シニアツアーでは2021年を除けば毎年1勝以上をあげていることもあり、今年は早くから優勝に王手をかけている。
インからスタートして12番で5メートル、17番では30センチに着けて2つのバーディ。後半のアウト2番では10メートル、3番は5メートルと連続して長いパッティングが入り一気にトップに駆け上がる。6番パー3では風の読み違いで、ティーショットをグリーンオーバーして唯一のボギー。それでも8番パー5では2オンに成功。堂々のバーディでスコアを戻して、首位の座についた。
スリロットにとってもノジマチャンピオンカップが日本シニアツアーの開幕戦。インからスタートして前半で3つスコアを伸ばすと、3番ではティーショットがバンカーにつかまりボギー。それでも最後まで集中力を切らさず、上り2ホールで連続バーディをしとめて67でまとめ4アンダー首位タイでフィニッシュした。
「風にぶつけてボールを止まらせることができるのも、タマヌーンのテクニックなんですよ」と通訳の内藤さん。空中戦を得意とするタマヌーンが、勢いのまま今季日本初戦となるノジマチャンピオンカップを制するか。「最終日はボギーを打たないように考えてやるだけです。欲をかかないように、だけですよ」と力強く口にしたのだった。
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