【大学準硬式野球】3年首藤が148km/hをマーク “昨秋王者”の国士舘大学からサヨナラ勝ちで先勝
VS 国士舘大学 第一戦
本学の先発は赤岩(法2・日大明誠)。この日も強い南風が吹き荒れるなか試合が開始された。立ち上がりからテンポよく投げ込んでいくが2回にさっそくピンチを背負う。3本のヒットで1死満塁のピンチ。「先取点は絶対に渡したくなかったので、ギアをあげました」と次の打者を直球で押し込みセカンドフライに打ち取ると、次の打者をキレのある変化球で空振り三振に取りピンチを難なく凌ぐ。その後もランナーを背負いながらも力まず丁寧にコースを突き相手に的を絞らせない。8回途中まで無失点に抑え先発としての役割を十二分に果たした。
「投手で勝つ、が今の本学の勝ちパターンでもある。投手が崩れると勝てないという使命感のようなものはありますが、野手に助けられた試合もたくさんあるので自分の投球でチームに勢いをつけたいという気持ちで臨みました」
試合を重ねるごとに成長を見せる赤岩は、まだ成長過程にある。
「特にプレッシャーはなかった。赤岩が良い投球をしていて意地を感じたところもあったが、それよりもチームの勝利に貢献したいという思いでマウンドに上がった」チームのため、勝利のために全力で腕を振ることに集中した。
前の試合でも147km/hをマークしただけに真っ向から対立できないと感じたのか2球目にスクイズを仕掛けてきた。しかし、これが空振りとなり二塁走者をアウトに。続く打者に自己最速となる148km/hの直球で空振りの三振を奪いピンチを脱した。
延長タイブレーク
”サヨナラか!!!”
しかし相手一塁手がこれを好捕。柴山は会心の当たりも相手のファインプレーに阻まれ、しばらくの間、その場に立ち尽くした。惜しくも得点には及ばず試合は延長戦へ。
タイブレークで始まる延長10回、相手の攻撃を0点に抑えるとまたしてもサヨナラのチャンスが訪れる。先頭の細田のバントが相手の野選(フィルダースチョイス)を誘い無死満塁の絶好のチャンス。しかし後続が立て続けに倒れてサヨナラの好機を逃す。
延長11回。バントを決められ1死2・3塁のピンチを迎え続く打者が3球目をライトに打ち上げる。
”犠牲フライか・・・”
3塁走者も捕球と同時にスタートを切るが、強肩の橋本が送球したが中途半端なバウンドになったが捕手の細田のカバーにより3塁ランナーを間一髪アウトにした。2度のサヨナラの好機を逃した嫌な流れを見事に断ち切った。
その裏2死となったところで橋本に打席が回った。
「絶対に落とせない試合だったので、何とかしたかった。とにかく次につなぐ意識だった」と追い込まれた後の4球目、低めの球になんとかバットを当てた。これがファースト後方に落ち2塁走者が生還。張り詰めた試合に終止符を打った。
VS 帝京大学 第2戦
負けられない試合が続く。
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