【大学準硬式野球】3年首藤が148km/hをマーク “昨秋王者”の国士舘大学からサヨナラ勝ちで先勝

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自己最速となる148km/hを計測した首藤玄大(文理3・日大豊山) 【日本大学準硬式野球部】

日本大学準硬式野球部PR担当から4月15日(火)に行われた東都大学準硬式野球春季リーグ戦、国士舘大学戦の試合結果をお届けいたします。

VS 国士舘大学 第一戦

昨秋の王者、国士舘大学との第1戦。今季も既に3勝し勢いに乗る国士舘大学相手にどのような試合展開となるのか。

本学の先発は赤岩(法2・日大明誠)。この日も強い南風が吹き荒れるなか試合が開始された。立ち上がりからテンポよく投げ込んでいくが2回にさっそくピンチを背負う。3本のヒットで1死満塁のピンチ。「先取点は絶対に渡したくなかったので、ギアをあげました」と次の打者を直球で押し込みセカンドフライに打ち取ると、次の打者をキレのある変化球で空振り三振に取りピンチを難なく凌ぐ。その後もランナーを背負いながらも力まず丁寧にコースを突き相手に的を絞らせない。8回途中まで無失点に抑え先発としての役割を十二分に果たした。
「投手で勝つ、が今の本学の勝ちパターンでもある。投手が崩れると勝てないという使命感のようなものはありますが、野手に助けられた試合もたくさんあるので自分の投球でチームに勢いをつけたいという気持ちで臨みました」
試合を重ねるごとに成長を見せる赤岩は、まだ成長過程にある。

8回途中まで投げ無失点と好投の赤岩稜太朗(法2・日大明誠) 【日本大学準硬式野球部】

0-0のまま試合が進んだ8回、先頭打者にエラーで出塁を許すとすかさずバントを決められ1死2塁に。続く打者に初球を左前に運ばれ1・3塁のピンチとなったところで火消しの首藤(文3・日大豊山)にスイッチ。
「特にプレッシャーはなかった。赤岩が良い投球をしていて意地を感じたところもあったが、それよりもチームの勝利に貢献したいという思いでマウンドに上がった」チームのため、勝利のために全力で腕を振ることに集中した。
前の試合でも147km/hをマークしただけに真っ向から対立できないと感じたのか2球目にスクイズを仕掛けてきた。しかし、これが空振りとなり二塁走者をアウトに。続く打者に自己最速となる148km/hの直球で空振りの三振を奪いピンチを脱した。

首藤の148km/hを計測したスピード表示 【日本大学準硬式野球部】

延長タイブレーク

先日の試合で7安打を放ちながらも1得点と攻撃が振るわない本学はこの日も苦戦した。8回まで2塁すら踏めず安打も小川(文理4・日大豊山)と細田(文理3・佐野日大)の2本のみと相手先発の投手左腕を攻略できずに試合は9回まで進む。9回、赤岩の好投と首藤の好リリーフになんとか応えたい打線がようやく動く。1死から小川が今日2本目となるヒットを放ち出塁すると橋本(法2・日大明誠)の犠打で2塁へ。この試合初めて得点圏にランナーを置いた。続く野村(法2・桐光学園)が四球で繋ぎ、絶好調の柴山(商4・竜ケ崎第一)に打席が回る。この試合初めてのチャンスでサヨナラの場面。「チャンスの場面でも緊張することなく打席に立てる」と落ち着いていた。冷静に球を見極め1Bからの2球目を振り抜き1・2塁間にライナー性の当たりが飛んだ。
”サヨナラか!!!”
しかし相手一塁手がこれを好捕。柴山は会心の当たりも相手のファインプレーに阻まれ、しばらくの間、その場に立ち尽くした。惜しくも得点には及ばず試合は延長戦へ。
タイブレークで始まる延長10回、相手の攻撃を0点に抑えるとまたしてもサヨナラのチャンスが訪れる。先頭の細田のバントが相手の野選(フィルダースチョイス)を誘い無死満塁の絶好のチャンス。しかし後続が立て続けに倒れてサヨナラの好機を逃す。
延長11回。バントを決められ1死2・3塁のピンチを迎え続く打者が3球目をライトに打ち上げる。
”犠牲フライか・・・”
3塁走者も捕球と同時にスタートを切るが、強肩の橋本が送球したが中途半端なバウンドになったが捕手の細田のカバーにより3塁ランナーを間一髪アウトにした。2度のサヨナラの好機を逃した嫌な流れを見事に断ち切った。
その裏2死となったところで橋本に打席が回った。
「絶対に落とせない試合だったので、何とかしたかった。とにかく次につなぐ意識だった」と追い込まれた後の4球目、低めの球になんとかバットを当てた。これがファースト後方に落ち2塁走者が生還。張り詰めた試合に終止符を打った。

サヨナラ打を放った橋本元気(法2・日大明誠) 【日本大学準硬式野球部】

サヨナラ打に沸く選手たち 【日本大学準硬式野球部】

次戦は4月16日(水)9時45分~ @スリーボンドベースボールパーク上柚木
VS 帝京大学 第2戦 
負けられない試合が続く。
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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