セレッソ大阪【YBCルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦 C大阪vs.FC今治】公式戦では初対戦となるFC今治とのカップ戦2回戦。互いにリーグ戦に挟まれた日程。総合力の高さを示し、3回戦進出を果たしたい

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【CEREZO OSAKA】

直近のリーグ戦、劇的な勝利を飾った鹿島アントラーズとの明治安田J1リーグ第10節から中3日。大会をJリーグYBCルヴァンカップに移し、セレッソ大阪はFC今治との1stラウンド2回戦に臨む。舞台は今治のホーム、アシックス里山スタジアム。キックオフは19時。セレッソが公式戦で今治と対戦するのは今回が初となる。

リーグ戦は前節で節目の10試合を消化。セレッソは3勝3分4敗の勝点12で順位こそ13位だが、直近4試合は2勝1分1敗と勝利が先行し、内容的にも試合を重ねるごとにアーサー パパス監督が目指すスタイルはピッチで表現され始めている。鹿島戦では、オフサイドによる取り消しも5度あったが、後半だけで6度もネットを揺らすなど、最後まで攻め切るマインドもチームに浸透してきた。鹿島戦後、「ボス(パパス監督)のサッカーをやり続けていたら戦える、という自信は付いている。僕らは信じて続けるだけです」と話したのはキャプテンの田中駿汰だが、チーム全体が一つの方向へ向かって前進していることは間違いない。その過程においては、前回のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・カマタマーレ讃岐戦の内容、結果がもたらしたモノも大きかった。ラファエル ハットン、チアゴ アンドラーデが得点という結果を残し、そこからリーグ戦でも主力に定着。左サイドバックも讃岐戦で先発した登里享平がその後も安定したパフォーマンスを発揮している。今回の今治戦も、勝負にこだわる姿勢はもちろんのこと、選手一人一人の“チームを勝たせる”プレーにも期待したい。

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昨シーズン、J3参入5年目で悲願のJ2昇格を果たした今治は、J2昇格初年度となる今シーズンも、ここまで4勝4分1敗で4位に付ける好スタート。台風の目としてJ2リーグでも存在感を発揮している。第8節ではJ1昇格候補のV・ファーレン長崎を4-1で撃破。この試合でハットトリックを決めたマルクス ヴィニシウス、1得点のウェズレイ タンキのブラジル人2トップが猛威を振るっている。リーグ戦に挟まれた日程のため、今回の一戦に関しては選手の入れ替えがあるかも知れないが、徳島ヴォルティスを2-1で破った1stラウンド1回戦では、昨シーズン、ヴィニシウスとともにJ3得点王に輝いた藤岡浩介、日野友貴の2トップが揃ってゴール。どの選手が前線に入るにしても、素早い攻守の切り替えからスピード感を持ってフィニッシュにつなげてくる今治の攻撃には警戒が必要だ。また、高い守備の強度とハードワークも今治の特長。セレッソとしては、そうした戦う部分でも相手を上回る力を発揮する必要があり、守備から入ると思われる今治のゴールをこじ開けたい。

試合に向けて、「今治は非常にまとまりがあるチームで熱量のあるチーム。相手のことはリスペクトしながらも、自分たちのフットボールを表現することは変えず、自分たちが主導権を持ってやり遂げるという気持ちです」と話したパパス監督。チームの現状について香川真司は、「プロセス、やっていることに対しての成長や進歩を感じています」と手応えを話した上で、「鹿島戦のような大きな勝利を得て、次の試合に向けて継続していく力がセレッソにあるのか。それが問われていると思うので、明日の試合に向けてしっかり集中してやっていきたい」と引き締めた。総力戦になることが予想されるこの一戦。チーム一丸で勝ち切り、3回戦進出を果たしたい。
(文=小田尚史)

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