早大競走部 佐々木哲がU20歴代2位の好記録で鮮烈デビュー! 立迫も自己ベストを大幅に更新する会心のレースに
曇り空の中、金栗記念選抜陸上中長距離大会が熊本にて開催された。早大からは3000メートル障害に佐々木哲(スポ1=長野・佐久長聖)、1500メートルに立迫大徳(スポ2=鹿児島城西)が出場。各々が自己ベストを更新し、これからの対校戦に向け好調をアピールした。
下級生が大幅に自己ベストを更新した今大会。立迫は大迫傑(平26スポ卒=現Nike)に次ぐ1500メートル早稲田歴代3位、佐々木哲は菖蒲敦司(令6スポ卒=現花王)に次ぐ3000メートル障害早稲田歴代2位に入り、早大競走部の歴史に名を刻んだ。トラックシーズン序章から好レースを展開した早大のフレッシュな顔ぶれは、まだまだ成長を続けていくことだろう。大記録が樹立される日もそう遠くはないかもしれない。
▽1500メートル
立迫大徳(スポ2=鹿児島城西) 3分42秒76 (3組1着)自己新
岩下和史(スポ3=神奈川・神大附) DNS
▽3000メートル障害
佐々木哲(スポ1=長野・佐久長聖) 8分29秒05 (2着)自己新
--3月にはメルボルン遠征に行かれていましたが、得たものは何ですか
海外遠征自体は3回目で、ある程度やり方が分かってきた中でのレースでした。同級生の鈴木(琉胤、スポ1=千葉・八千代松蔭)がかなりいいタイムで走っている中で、自分としてはあまり良いレースができなくて少し落ち込む部分もありました。ただ、日本とは食事面や睡眠面、時差などが違っていて、スタートラインに立つまでのさまざまな段階を踏めたので、良い経験になりました。
--続いて本日のレースについてお聞きします。今日のコンディションはいかがでしたか
コンディションはあまり良くなかったです。オーストラリアであまり良い結果を出せなくて、状態的には上がっていないかなと思っていましたが、試合が始まってからは良い流れでレースを進めることができたので良かったです。
--今日は初臙脂(えんじ)でしたが、スタート前はどのような気持ちでしたか
初めての臙脂(えんじ)を背負う中で、新たな覚悟というか、いよいよ始まるんだなという、少しわくわくした気持ちになりました。実際に走ってみても、先輩方の伝統をこれから自分が引き継いでいくのだなということを改めて実感しました。
--今回のレースの結果についての感想を教えてください
シーズン初戦で、あまりタイムを狙っておらず、状態も仕上がってない中でのレースでしたが、ある程度結果を残すことができたと思います。次は仕上げの段階でレースに臨んでいけるように、これから練習していきたいと思います。
--学生歴代8位、U20歴代2位のタイムでしたがタイムについてはどのような印象ですか
良いタイムを出せてうれしいです。ただ、先頭に最後まで食らいつくことができなかったので、現状に満足することなくこれからも走っていきたいと思います。
--最後に今後の意気込みを教えてください
いよいよ早稲田での4年間が始まったので、これから臙脂(えんじ)を背負って走っていくといった覚悟を持って頑張っていきたいと思います。
立迫大徳(スポ2=鹿児島城西)
--本日のコンディションはいかがでしたか
アップした時はあまり動かない感じがしました。でも天候も良かったですし、すごく走りやすくてコンディション的には良かったです。
--今大会の位置づけはどのように考えていましたか
今回は持ちタイムがあまり速くなく、最終組にも入れなかったため、タイムというよりかはその組で1着を取ることを目標にしました。プラスで記録も狙うことができればと思っていました。
ーー具体的な目標はありましたか
自分的には42秒台から43秒前半ぐらいを目標にしていたので、思ったとおりのタイムが出て良かったと思います。
ーー本日のレースプランを教えてください
その組で勝つことを目標としていたので、ラスト1周までは余裕を持って、ラストは前に出てスパートをかけられる位置にいるということを意識していたので、その通りのレースができました。
ーーラストスパートをかけた瞬間の気持ちを教えてください
2周目、3周目が遅かったというのもあったので結構余裕を持ってラストも気持ちよくスパートかけられたので、ラスト上げて終われたというのもすごく良かったと思います。
ーー最後に、自己ベストとなりましたがレース全体を振り返っていかがですか
最初から最後まで思った通りの良い位置で、良いリズムでレースができたので、今シーズンで一番良いレースになったと思います。
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