川崎市から神奈川県へ拡大。フロンターレとサーモスが広げる笑顔の輪
66か所へフライパン200枚を寄贈
特にフライパンは消耗品。たとえば揚げ物を調理する場合はどんどんフッ素コーティングが剥がれてしまい2年ほどで買い替えることが多いという。また場所によっては小さいフライパンだと1日に大量の料理を作らなければいけないため調理時間が倍にかかってしまうことも。そういった現状があるなかで高性能かつ長持ちし、大きいサイズで深いタイプのフライパンの寄贈は大きな助けになる。だからこそサーモス株式会社は川崎市のみならず神奈川県内へ笑顔を広げたいという思いでフライパンを寄贈した。
「昨年は川崎市内の多くの子ども食堂でお使いいただき、今年はより多くの子ども食堂でご利用いただけるように神奈川県での寄贈を計画いたしました。サーモスの多くのフライパンは深型が特徴になっており、子ども食堂における大人数向けの調理にも適しております。一度に多くの量を調理することができ、スタッフの方が効率的に活動でき、さらに提供できるメニューの幅が広がることにつながれば幸いです。今回の寄贈を通して、神奈川県内の子ども食堂で笑顔の輪が広がることを願っています」(サーモス株式会社 社長室 経営企画課 マネジャー 西郡光隆さん)
「子ども食堂の開催にあたって限られた調理環境において短時間で調理する必要があり、調理の段取りやメニューで苦心されておられます。大きなサイズの調理器具は一度にまとまった量の調理をすることができ、お手入れも方法もとても簡単。このような調理器具が増えることにより子ども食堂を支えてくださるボランティアスタッフの負担軽減につながりますし、時間に余裕ができることで、参加している子どもたちと触れ合う機会が増えるのではないかと思います。当ネットワークに参加している子ども食堂・地域食堂等を代表し感謝申し上げます」
「子ども食堂の笑顔を絶やさない」
「こちらの子ども食堂には、初の訪問ですが皆様が本当に楽しまれているところを見ることができました。色んな思いをもってご家族の方々が来られていると施設の方からお話を聞き、子どもたちの笑顔を絶やさないようにさらに支援を進めていきたいと改めて感じました」
フロンターレとしても川崎市内から神奈川県内に活動の場を広げるのは大きな一歩。今回はホームタウンではない地域の子ども食堂への支援だが、困っていることは全国共通だ。そこでアクションを起こすのがクラブの強み。今後もホームタウンの垣根を越え、各Jリーグクラブと対話を重ねながら神奈川県内の子ども食堂を支援する。
(取材:高澤真輝)
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