【ガンバ大阪】ホームの圧を後押しに目指す5試合ぶりの勝利。名古屋戦ではボールを握って、相手をこじ開ける
リーグ戦では直近の4試合勝利から遠ざかるガンバだが、離脱者もいる中で今は我慢の時である。過去2シーズン、いずれも難しい時を乗り越えてきたガンバだがいつもはエクスキューズの好まないポヤトス監督も「ウインガーが怪我から帰ってきたら本当のガンバを見せられる。今は全員で忍耐強く耐えて、少しずつ流れを作れるように全員でまとまってやっていきたい」と力を込めた。
「今年のガンバはとてもオフェンシブなチームでボールを持つことが大事になる」(ポヤトス監督)。いい守備から素早く攻めた昨季のスタイルと異なり、今季目指すのはボール保持をより高めること。中盤に君臨するラヴィの攻撃力はガンバの確かな強みではあるが、だからこそ必要になるのは柏戦で噛み締めた教訓だ。
「相手の1列目を剥がせれば相手が苦しむし、上手く行かなければ、自分たちが苦しむことになる」とポヤトス監督は言う。名古屋は勝利した試合ではマテウスや永井らが前線からアグレッシブにプレスをかけ、相手のビルドアップを制限してくるが、いかに勇気を持ってボールを動かせるかが鍵になる。
名古屋は現在リーグ戦で19位。ただ長谷川監督のもと昨季はルヴァンカップの制覇を果たしており、チームの地力に疑いの余地はない。
前節は湘南に1-2で競り負け、3連勝こそ逃しているがチーム状態は上向いている。リーグワーストの失点を喫している名古屋は9試合を終えて、無失点は1試合のみ。「柏戦でゴールネットを揺さぶれなかった責任を感じている。ストライカーとして責任を持って得点を追求していきたい」とジェバリも力を込めた。
効果的にボールを握り、そして名古屋の守りをこじ開ける――。その先に勝利が待つことをガンバが体現する。
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