宮崎県生まれのネオシエル、11連勝なるか/佐賀がばいスプリントデータ分析
4月13日佐賀4レース 18時05分発走予定
今年で2回目を迎える短距離重賞。昨年は前身レースと同時期の6月開催だったが、今年は4月に移行した。佐賀ではダート1300mの重賞は当レースとゴールドスプリントしかなく、後者は地方全国交流で今年で4回目を迎えたばかり。
データ分析を行う上で基準となる重賞レースがないことから、ここではA2クラス以上の佐賀ダート1300mの2015年~2024年のデータを元に分析を行う。
昨年の結果と傾向は?
昨年の当コラムでは前身レースのデータを元に「逃げ・先行」「500kg以上」「ルーラーシップ産駒」「できれば4番より外枠」を好走条件として挙げており、このうち「逃げ・先行」「できれば4番より外枠」に該当。馬体重は498kgで、「500kg以上」にほぼ当てはまる形だった。2着と3着は3~4番手から運んだ馬だった。
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上級レースでも人気馬の信頼は高し
単勝1番人気の勝率は46.9%、3着内率は75.5%。上級クラスでも上位人気の信頼度が高いことが窺える。
全体と比較して、大きな有意差はナシ
スタートから真っ直ぐ進める枠が良し
連勝馬の信頼度は高い
データからの推奨馬は?
②上位人気
③連勝馬
④500kg以上
⑤3番枠だとなお良し
④の項目は昨年のデータ分析から導いたもので、昨年当レースでも3着以内のうち2頭がほぼ該当したため、組み込んだ。
今年の中心は何と言ってもネオシエル。10連勝で前走・九州クラウンを勝った。宮崎県生まれの九州産馬で、1800mなどを走っていた時期もあるが、現状は短距離が合う印象。ここで連勝を伸ばして11とできる可能性は高い。①②③④、そして偶然にも⑤に当てはまる。
ダイリンウルフはネオシエルと同厩舎。九州クラウンでは僚馬に鋭く迫ってアタマ差2着だった。武器は鋭い末脚。それゆえに、2~3着までは差してきても勝ちきれないこともあるが、力は間違いなく上位だ。②に該当。
マイネルサハラはJRA2勝クラスから昨年末に佐賀へ移籍。A1・A2混合クラスを2連勝中だ。その2連勝のレースはいずれも走破時計が優秀で、連勝の勢いでここで上位入着の可能性も十分にある。①③に該当。
重賞で上位入着実績のあるテイエムフォンテは当日の増減次第で④に当てはまる。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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