【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25第15節に向けて】LOレタリック、CTBリトルが戦線復帰!神戸のジャージにプライドを取り戻すための一戦に臨む

チーム・協会

山下(楽)が今節、リーグ戦通算100試合出場を達成する。2014年4月に入団し、1年目から神戸のトライゲッターとして活躍。今季はFBでの出場も多く、最後尾からゲームをコントロールしている。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

昨季の覇者、東芝ブレイブルーパス東京に11トライを許しトップリーグ時代を通じてチームワースト失点による28-73で黒星を喫したコベルコ神戸スティーラーズは、今節、ビジターゲームで浦安D-Rocksと対戦する。1月19日に地元・神戸で行われた前回の浦安DR戦では、阪神・淡路大震災から30年という節目を迎え、「1.17メモリアルジャージ」を着用してグラウンドに立ち、神戸のアタッキングラグビーを見せて50-22で勝利した。ディビジョン1昇格1年目の浦安DRは現在2勝12敗で12位と最下位に沈むも、シーズンが深まるごとにチーム力を上げてきている。しかも、前回対戦では怪我により戦線離脱していたFBフォラウやCTBケレビといったワールドクラスのプレーヤーがメンバー表に名を連ねる。FLコストリーは「フォラウ、ケレビはチームにとって脅威というべき存在です。彼らに好きなことをさせないように、これまでやってきたディフェンスシステムをしっかりと遂行したい」と決意する。だが、前節はディフェンス網を幾度となく突破され、大量失点を招いた。試合後、共同キャプテンのCTB李は「ディフェンスシステムの中で全員が同じページに立てなかった」と反省した。今季チームはディフェンスに力を入れてきただけに、なんとも悔しさが募る。3試合ぶりに戦線復帰を果たした攻守の要である共同キャプテンのLOレタリックは「BL東京戦をいい学びにしたい」ときっぱり。前節から中5日とショートウィークであるがディフェンス面を修正し、神戸のジャージにプライドを取り戻すための一戦に臨む。(取材日:2025年4月10日)

負傷により今節3試合ぶりにメンバー入り。「ガズラは攻守で核となるだけでなく、ミスをカバーするなど細かなところでも存在感を発揮してくれている」とレニーHC。頼れる共同キャプテンがチームに勝利を呼び込む。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LOブロディ・レタリック
「前節はBL東京にすべての面で圧倒されたところがありましたが、何より神戸Sとしてやるべきことが全くできていない試合でした。特にタックルの精度が低かったですし、ラック周辺でのディフェンスシステムが守られていなくて。ディフェンスはチームとして強化してきて、これまで良い感触を得られていただけに非常に歯がゆさを感じました。周りとコミュニケーションを取って、前を見て、しっかりドミネートタックルに入っていれば、あのような結果にはならなかったと思いますので、これをいい学びにしたい。そういう意味では痛い敗戦から得た学びを成長に繋げられるように、今節に向けてディフェンス面をはじめ、修正すべきところは修正できています。今節は私を含めてグラウンドに立つ全員がやるべきことをしっかり遂行し、応援してくれるスティールメイツ、地域の方々、会社の方々に誇りに思ってもらえるようなパフォーマンスを発揮して勝利を得られるようにしたいと思います」

近畿大学で活躍し、今年1月に入団。神戸Sに入ってからボールタッチの回数が増え、さまざまな面で成長を感じている。ちなみにトレーニングマッチでは出場した4試合すべてでトライをマークしている。7人制日本代表として大学生でただ一人、パリ五輪に出場した期待のルーキーがリーグワンデビューを果たす! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB植田 和磨
「会社の研修中だったのですが、メンバー入りすることができてチームに戻ってきました。大敗した後でのメンバー入りということで嬉しさと責任をしっかり果たさないといけないという緊張感があります。これまでのトレーニングマッチでは強みであるトライを取り切るランは見せることができているので、デビュー戦でもスコアして良い形で第一歩を踏み出せたらと。コーチ陣もそこに期待しての起用だと思いますし、『23番』ということでインパクトプレーヤーとしてチームを勢いづけることができようにしたい。それに、対戦相手の浦安DRには、関西大学リーグで対戦した関西学院大学出身で同学年の松本(壮馬)選手がいます。彼は大学時代、センターでプレーしていましたが、ウィングで出場しているので、本職のウィングとしては負けられない思いがあります。チームとしても、個人としても負けたくない!それに今節は、(山下)楽平さんのリーグ戦通算100試合出場の一戦です。フルバックとウィングでコネクトして、100試合とデビュー戦というお互いにとって記念の一戦を勝利で飾れるようにしたいと思います!」

FBとして、両サイドにモエアキオラ、松永というトライゲッターがいることは心強いという。「ウィングにあの二人がいることで僕に対してのマークが薄くなり、自分のランが生きてきます」と山下(楽)。第9節トヨタV戦以来のトライにも期待したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FB山下 楽平
「これまで何度か大きな怪我をして、全く試合に出られないシーズンもありました。そういう中でリーグ戦通算100試合出場を達成できることは嬉しく思います。100試合だからといって特別意識はしていないですが、前節はメンバーのセレクションから外れてしまって…。僕の中ではどんな理由があるにせよ試合に出続けることに意味があると思っているので、今節は自分のパフォーマンスをしっかり発揮して勝利に貢献したいという思いが強いです。特に前節は、BL東京のアタックが素晴らしかったということもありますが、チームとしてやるべきことができていなかったと感じています。神戸Sに入団して経験したことがない大差での敗戦となってしまいましたが、気持ちを切り替えて、個人としても、チームとしても、やるべきことをやり切って勝てるようにします!」
4月12日(土)12:00KICK OFF NTTリーグワン2024-25第15節
会場:ゼットエーオリプリスタジアム
■浦安DR戦登録メンバー
1髙尾 時流
2ジョージ・ターナー
3山下 裕史
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック
6ティエナン・コストリー
7ソロモネ・フナキ
8サウマキ アマナキ
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12李 承信(共同キャプテン)
13マイケル・リトル
14アタアタ・モエアキオラ
15山下 楽平
16松岡 賢太 
17カウヴァカ・カイヴェラタ
18具 智元
19ワイサケ・ララトゥブア 
20ヴィリー・ポトヒエッター
21上村 樹輝
22ラファエレ ティモシー
23植田 和磨

【コベルコ神戸スティーラーズ】

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント