【前半を無料公開!】「周りから何を言われようと、海野が新日本の未来であることには変わりはない。だったら俺がリング上で教えるというか、叩き潰していこうかと」シカゴ大会目前! 後藤洋央紀選手にインタビュー!
日本時間4月12日(土)シカゴ大会にて海野翔太選手を迎え撃つ、IWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀選手に直撃インタビュー!
撮影/山本正二
■『Windy City Riot 2025』
現地時間・4月12日 (土) 09:00開始
アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
※第0試合は8時30分~
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■このタイミングで、地元で凱旋興行をしたいって思いはありますね。IWGPを獲ったあとに、桑名市長からも電報をいただいたので、本当はご挨拶に行きたいんですよ
後藤 えッ!? 本当ですか?
――はい、後藤さんの生まれ故郷に。伊勢神宮までの道のりを検証するということで、途中で焼きハマグリを食べていたんですけど、桑名の焼きハマグリって有名なんですか?
後藤 「その手は桑名の焼きハマグリ」っていう諺があるぐらいなんで名物なんですよ。
――その手は桑名の焼きハマグリ!?
後藤 ただ焼きハマグリはけっこう高価なので、桑名にいる時はほとんど食べたことがなくて、大人になってからそういうことを知って、やっと食べられるようになったんです。
――じゃあ、小さい子どもがしょっちゅう食べられるような代物ではないんですね。
後藤 そうです。そういう意味では、松阪牛とかもそうじゃないですか。三重県の名物にはけっこう高価なものが多いんですよ。
――その『ブラタモリ』を観ていて後藤選手のことを思い出したんですけど、今、防衛回数も重ねてきましたし、このタイミングで地元凱旋もしたいですよね。
後藤 そうですねえ。ベルトを獲ってから、まだゆっくりとは帰ることができていないんでね。
後藤 ええ。その時に1回帰ったんですけど、ゆっくりしているヒマはなくて、そういう焼きハマグリのお店に行ったりとかもできてないですし、ちょっと友だちに会ったとかそれぐらいですね。
――地元の桑名市体育館でも最近は興行をあまりやっていないですよね。
後藤 そうなんですよ。桑名市体育館もヤマモリ体育館っていう名前に変わったんですけど、何年前だろう? もう10年ぐらいやっていないと思います(編集註:前回は、2016年9月4日に開催)。
――たしかにブランクがありますし、2年前の後藤選手のデビュー20周年記念興行も桑名ではなくて、津市でやってました。やっぱり、いまこそ故郷に錦を飾りたいんじゃないですか?
後藤 ハイ。また凱旋興行をしたいなっていう思いはありますね。IWGPを獲ったあとに、桑名市長からも電報をいただいたので、本当はご挨拶に行きたいんですよ。
後藤 本当に嬉しい悲鳴というか、その忙しさもあって、あらためてIWGP世界ヘビーのチャンピオンを実感するという部分はありますね。
――マネージャーに「チャンピオンって、こんなに忙しいのか……」とこぼしていたとか聞きましたけど。
後藤 ハハハハ! やっぱり「他のベルトとは違うな」っていうのを日々感じています。忙しさも違うし、周りの反響も違うなっていうのが実感ですかね。
――IWGP世界ヘビー級王者になってからはまず『旗揚げ記念日』、『NEW JAPAN CUP』と続いていたので、先日の両国大会の短いシリーズで、初めてIWGPのベルトを持って連日メインイベントを務めるという経験をされたと思います。
後藤 やっぱり、さっき言った忙しさもそうですし、周りの反響も含めて、いろいろな面で気持ち的には引き締まりますよね。
――ただ、後藤選手ぐらいのキャリアのある方だったらそういった忙しさやプレッシャーもドッシリと受け止められたんじゃないですか?
後藤 どうなんだろう? 俺も初めてのことなんでね。これでいいのかなっていう部分も持ちつつ、俺なりに一生懸命にやってはいます。
■周りから何を言われようと、海野が新日本の未来であることには変わりはないし、だったら俺がリング上で教えるというか叩き潰していこうかと
後藤 自分自身も悩む時期はありましたよ。やっぱり悩める時には悩んだ方がいいんです。若いうちだからこそできるってこともあるし、その時に悩んでいるからこそ後々に影響してくるということもあるし、いろいろと考えた方がいいですね。
――そういった若い選手の悩める姿を、ベルトを持った今の立場から見るとまた違って見えますか?
後藤 まあ、周りから何を言われようと、海野が新日本の未来であることには変わりはないし、だったら俺がリング上で教えるというか叩き潰していこうかと。それが先輩の役目だと思いますね。
後藤 それは当然そうですね。もちろん永田さんが自分から挑戦表明をしてくれたっていうのもありますし、その表明をしてくれたことが俺は嬉しかったんですよ。キャリアがある人間でも現役選手であるならば、このIWGPのベルトを狙いに来るべきだと思いますからね。
――最高峰のタイトルを懸けて永田裕志に勝つということは、後藤選手のプロレス人生にとって大きかったですか?
後藤 ええ。かつて自分ができなかったことを成し遂げた。これは自分自身への大きな自信になりましたよね。「チャンピオンとしてやっていくからには、過去を超えなければいけない」と常に思っていましたから。
■両国で俺が呼び出した時にまたブーイングが出て、1回帰ろうとしたじゃないですか。あの時に「うん? まだ迷いがあんのかな」って思ったんですよ
後藤 そこは、いろんなスタイルを模索してやっていけばいいと思いますよ。ただね、迷いがあるうちはやっぱりダメですよ。
――迷いがあるうちは模索してもダメですか。
後藤 というのは、両国で俺が呼び出した時にまたブーイングが出て、1回帰ろうとしたじゃないですか。あの時に「うん? まだ迷いがあんのかな」って思ったんですよ。本人は「迷いはない」って言っていますけど、その時だけはちょっと「うん?」って思いましたね。
――自分の中で完全に固まっていれば、リングに上がるだけですし。
後藤 あの場面に「まだ迷いが見え隠れしているな」とちょっと思いましたね。
後藤 たぶん初めて会ったのは、彼が高校生ぐらいだった時じゃないですかね。新日本プロレスの野球部みたいな集まりがあって、草野球でメンバーが足りない時があると、彼は野球部だったからピンチヒッターとしてたまに来ていたんですよ。会っているのはその時ぐらいで、それ以外の交流はなかったですけどね。
――なるほど。先ほどの二夜明け会見でもお話がありましたけど、ついに新世代の日本人選手とタイトルマッチで当たることになります。ここはファンも期待していた展開だと思うんですけど。
後藤 しかも、今回は日本人同士のIWGP戦を海外でやるというのがミソなんですよ。
――そういうシチュエーションもあって選んだと。やはり、海野選手とならいい試合ができる予感があった?
後藤 それはもちろんありますよね。『NEW JAPAN CUP』の結果も準優勝ですし、過去に大きな実績はないかもしれないけど、実力的にはデビッド・フィンレーの次に挑戦権があるということになりますから。
後藤 たぶん初めて会ったのは、彼が高校生ぐらいだった時じゃないですかね。新日本プロレスの野球部みたいな集まりがあって、草野球でメンバーが足りない時があると、彼は野球部だったからピンチヒッターとしてたまに来ていたんですよ。会っているのはその時ぐらいで、それ以外の交流はなかったですけどね。
――なるほど。先ほどの二夜明け会見でもお話がありましたけど、ついに新世代の日本人選手とタイトルマッチで当たることになります。ここはファンも期待していた展開だと思うんですけど。
後藤 しかも、今回は日本人同士のIWGP戦を海外でやるというのがミソなんですよ。
――そういうシチュエーションもあって選んだと。やはり、海野選手とならいい試合ができる予感があった?
後藤 それはもちろんありますよね。『NEW JAPAN CUP』の結果も準優勝ですし、過去に大きな実績はないかもしれないけど、実力的にはデビッド・フィンレーの次に挑戦権があるということになりますから。
後藤 足りないというよりは、さっきも言った“迷い”の部分じゃないですかね。どこかしらでまだ迷っている部分がある。それを俺がリングで確かめたいなというのはありますね。
――後藤選手としては長期政権を見据えていると思いますし、今回は自ら挑戦者を指名したわけですから当然負けられない試合ですね。
後藤 もちろん勝つ自信はありますし、自信は常に持つようにしています。ベルトを落とすとか、まったく考えてないですよ。アメリカでは新日本の真髄を見せます。そして「後藤革命は海を超える!」と。
――アメリカにも後藤レボリューションを巻き起こしますか。今回は海野選手との対戦になりますけど、新世代が注目を浴びる中、後藤選手が気になっている選手は他にいますか?
後藤 いや、みんな気になってますよ。辻(陽太)もそうだし、上村(優也)なんかも気になってますね。とくに、上村はよっちゃん(YOSHI-HASHI選手のこと)の最推しですから。
――闘いを通じて、YOSHI-HASHI選手も認めた男ですからね。
後藤 最推し選手ですから、そこは気になってますよ。もともと自分はチャンピオンとして、“打倒・新世代”を掲げてやっていくって決めていたし、それはこのベルトを獲る前からずっと言っていましたから、そこは絶対に外せない道ではありますよね。
後藤 やっぱり新日本プロレスのスタイルをしっかりと見せたいですよね。新日本のストロングスタイルを体感できるような、そんなプロレスをアメリカでも見せられればなと思っています。
――これまで、新日本プロレスのアメリカ大会では、アメリカで人気のある選手を連れて来ることも多かった気がします。
後藤 まあ、お客さんを呼ぶためかもしれないですけど、その知名度を利用するためにアメリカの大物選手を連れて来る傾向にありましたよね。だから、新日本プロレスっていう名前は付いているけど、やっていることはアメリカの選手に頼るというか、それ繋がりの試合が多かったなっていうイメージがあるんですよ。
――なるほど。
後藤 でも、新日本プロレスが海外に出ていくっていう意味では、新日本のプロレス、新日本で育ったレスラー同士の試合を持っていくことが、本当の意味での海外戦略だと思うし、重要じゃないのかなと思います。
後半も「フィンレー戦後の子どもたちの反応」「一番くやしい思いをしてるのはYOSHI-HASHI」「スレ違う柴田勝頼への想い」など、読みどころが満載!
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