30日の試合結果「スターゼンカップ 第55回日本少年野球春季全国大会」 小学部・大阪都島ボーイズが初優勝!

ボーイズリーグの春の全国大会「スターゼンカップ第55回春季全国大会」が3月26日に開幕した。
大会5日目となる3月30日は大田スタジアム(東京都大田区)で小学部の準決勝・決勝戦の3試合、ケイアイスタジアム(埼玉県本庄市)と小野路球場(東京都町田市)で中学部の準々決勝と準決勝の6試合が行われた。

小学部・大阪都島ボーイズが激戦を制して初優勝

小学生部の決勝は、稲沢中央ボーイズ(愛知県西支部)と大阪都島ボーイズ(大阪北支部)が対戦した。
大阪都島が西本篤人(にしもとあつと)、稲沢中央は北川隆晴(きたがわりゅうせい)が先発。
両投手ともに初回はランナーを許さない無難な立ちあがりで無失点。

2回、大阪都島の攻撃、四球の影山 新(かげやまあらた)、ヒット出塁した福田愛真(ふくだあしん)を深野太郎(ふかのたろう)のタイムリーで返し2点を先制。
大阪都島は3回、先頭の大塚叶翔(おおつかかなと)が右前打で出塁すると、西本、影山、古賀大誠(こがたいせい)、深野が連打を放ち5得点、稲沢中央を引き離す。

7点のビハインドを追いかける4回表、稲沢中央の攻撃。長尾 実(ながおみのる)監督は代打攻勢で大阪都島に挑んだ。6番・山田に赤塚息吹(あかつかいぶき)を代えると、佐藤 湊(さとうみなと)、広田爽真(ひろたそうま)、井崎幹太(いざきかんた)と4人の代打を送りだす。
赤塚が内野安打、佐藤がボークを誘い赤塚が二進、北川タイムリーで先ずは1点、井崎は四球で出塁、1番・平尾創磨(ひらおそうま)、2番・堀場梁源(ほりばりょうげん)、3番・後藤蓮旺(ごとうれお)の3連続二塁打で4得点、続く4番・腰山潤人(こしやまうると)のタイムリーで1点差に迫る。

負けられない大阪都島、その裏の攻撃、大塚の二塁打、山内裕太(やまうちゆうた)の連続二塁打ですかさず2点をもぎ取り3点差にリードを広げる。

稲沢中央は5回にも粘りを見せる。
代打の畑 秀樹(はたひでき)、ともに代打の渡邊成実(わたなべしげざね)、1番にかえって平尾の3本のヒットで2点を返し9-8と再び1点差につめよる。
しかし反撃もここまで、最終回大阪都島はマウンドを、捕手を務める松岡瑛治(まつおかえいじ)に託す。
松岡は一死からヒットを許すも、最後はダブルプレーで後続を断ち決勝戦に相応しい打撃戦の好ゲームに終止符を打った。

大阪都島ボーイズが激戦を制して初優勝 【フォトクリエイト】

3月30日(日)(小学生の部)試合結果
大田スタジアム
  第1試合(準決勝)  県央宇都宮ボーイズ 0-7  稲沢中央ボーイズ
  第2試合(準決勝)  鳥取ボーイズ    1-3  大阪都島ボーイズ
  第3試合(決勝戦)  稲沢中央ボーイズ  8-9  大阪都島ボーイズ

特別協賛のスターゼン株式会社から豪華な副賞が贈られる

決勝戦の後の表彰式では、特別協賛のスターゼン株式会社・池尻尊広氏より、優勝の大阪都島ボーイズには「さつまビーフのサーロインを丸ごと1本分」、準優勝の稲沢中央ボーイズには「麦黒牛のサーロインを丸ごと1本分」が授与され、選手や観客席から大きな歓声があがった。

優勝:大阪都島ボーイズ「さつまビーフのサーロインを丸ごと1本分」
準優勝:稲沢中央ボーイズ「麦黒牛のサーロインを丸ごと1本分」
スターゼン社長賞:鳥取ボーイズ「ハンバーグ山盛り300個(プレーン・チーズイン各150個)」
敢闘賞:県央宇都宮ボーイズ「マクドナルドで使えるマックカード3万円分」

豪華副賞パネルを手に笑顔の選手たち 【フォトクリエイト】

中学部は紀州ボーイズ(和歌山県支部)と愛知尾州ボーイズ(愛知県西支部)が初優勝を目指して決勝に進出

ケイアイスタジアム(埼玉県本庄市)と小野路球場(東京都町田市)でそれぞれ準々決勝2試合と準決勝が行われ、紀州ボーイズ(和歌山県支部)と愛知尾州ボーイズ(愛知県西支部)が31日の決勝へ駒を進めた。

ケイアイスタジアムでの準々決勝第1試合は、紀州ボーイズと鯖江ボーイズ(福井県支部)が対戦。
試合終盤までどちらに転ぶかわからない展開の中、最終回に2点を勝ち越した紀州ボーイズが、鯖江ボーイズの反撃を1点に抑えて、4対3で勝利。準決勝へ進出した。
続く第2試合は、湖南ボーイズ(滋賀県支部)と西松ボーイズ(西九州支部)が激突。
終始リードする試合を展開した湖南ボーイズが、西松ボーイズの反撃を終盤の3点で凌ぎ、6対3で勝利した。
湖南ボーイズと紀州ボーイズが対戦した準決勝は、両チームの先発が行き詰まる投手戦を展開。6回に1点を先制した紀州ボーイズが2年ぶりの決勝進出を決めた。

小野路球場(東京都町田市)での準々決勝第1試合は、湘南ボーイズ(神奈川県支部)と京葉ボーイズ(千葉県支部)というともに全国優勝経験のある関東の強豪チーム同士の対戦となった。4回までに大量6点をリードした湘南ボーイズが、追い縋る京葉ボーイズを振り切り、7対4でくだした。
準々決勝第2試合は、愛知尾州ボーイズ(愛知県西支部)と愛知豊橋ボーイズ(愛知県東支部)の愛知勢対決。初回に4点を先制した愛知尾州ボーイズがその後も加点。愛知豊橋ボーイズを最小失点の1点に抑えて、6回コールドで準決勝に進出した。
湘南ボーイズ(神奈川県支部)と愛知尾州ボーイズ(愛知県西支部)が対戦した準決勝。
愛知尾州ボーイズがこの試合も強烈な先制パンチで4点を先制すると、その後も小刻みに加点。湘南ボーイズが終盤に追い上げを見せ、一時は2点様で詰め寄るも、6回に5点を奪った愛知尾州ボーイズが、13対6で勝利。初の決勝進出を果たした。

3月30日(日)(中学生の部)試合結果
ケイアイ
  第1試合(準々決勝)  紀州ボーイズ   4-3  鯖江ボーイズ
  第2試合(準々決勝)  湖南ボーイズ   6-3  西松ボーイズ
  第3試合(準決勝)   紀州ボーイズ    1-0  湖南ボーイズ
小野路野球場
  第1試合(準々決勝)  湘南ボーイズ   7-4  京葉ボーイズ
  第2試合(準々決勝)  愛知豊橋ボーイズ 1-11 愛知尾州ボーイズ
  第3試合(準決勝)   湘南ボーイズ   6-13 愛知尾州ボーイズ

決勝戦は、31日に大田スタジアム(東京都大田区)でおこなわれる。
2年ぶりに決勝進出・紀州ボーイズと、初の決勝進出・愛知尾州ボーイズがともに初優勝を目指して対戦する。
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著者プロフィール

ボーイズリーグは、国内最大級の硬式野球団体です。 チーム数は小学部・中学部合わせて710チームが加盟し、22,000人以上の選手が所属しています。 ボーイズリーグ公式チャンネルではスポーツナビに掲載された記事をおまとめでお届けします。

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