セレッソ大阪の2025シーズン展望
【これはnoteに投稿されたYoutaro_Hamadaさんによる記事です。】
こんにちは。
濵田祐太郎です。
今回からJ1各チームの2025シーズンにおける展望を書いていこうと思います。
今回はセレッソについてです。
クラブのスタイルや監督の考えがあるということを分かった上で、あくまで個人の意見として書いていきます。
濵田祐太郎です。
今回からJ1各チームの2025シーズンにおける展望を書いていこうと思います。
今回はセレッソについてです。
クラブのスタイルや監督の考えがあるということを分かった上で、あくまで個人の意見として書いていきます。
●ストライカーの不在
今シーズンのセレッソにはレオセアラ選手がいない。ハットン選手を獲得したが、レオセアラ選手ほどの活躍はできていない。つまり、現時点では攻撃の中心となる選手がいない状態である。
こうなるとチーム全体でゴールに迫るしかない。したがって、今シーズンのセレッソは相手の構造的弱点を捉えて前進することが多い。
キーマンになるのは北野選手である。
4-2-1-3のSTとしてライン間を自由に動く。特に外Pocketに顔を出すことでフリーで受けることが多い。
また、ここ数試合はCFに中島選手が起用されている。中島選手は最終ラインと駆け引きをするよりも、CBやVOがボールを持った時に顔を出すことで前進のサポートをする。つまり、0トップの役割をするのだ。
北野選手や中島選手にボールが渡ると攻撃のスイッチが入る。周囲が一気に追い越していくことでゴールに迫るのだ。
こうなるとチーム全体でゴールに迫るしかない。したがって、今シーズンのセレッソは相手の構造的弱点を捉えて前進することが多い。
キーマンになるのは北野選手である。
4-2-1-3のSTとしてライン間を自由に動く。特に外Pocketに顔を出すことでフリーで受けることが多い。
また、ここ数試合はCFに中島選手が起用されている。中島選手は最終ラインと駆け引きをするよりも、CBやVOがボールを持った時に顔を出すことで前進のサポートをする。つまり、0トップの役割をするのだ。
北野選手や中島選手にボールが渡ると攻撃のスイッチが入る。周囲が一気に追い越していくことでゴールに迫るのだ。
●ニコが機能するか
今シーズンのセレッソの左SBで出場機会を得ている選手は高橋選手である。高橋選手はFCバルセロナの下部組織に所属していた選手だ。
狙いなのか感覚なのかはわからないが、高橋選手は偽SBの動きをすることが多い。相手にとっても味方にとってもベストなタイミングで守備組織の内側へ入っていく。
そこで楔を受けることもできるし、楔を隠されると再び大外に出て外ルートの選択肢を与えるのだ。
開幕戦では高橋選手は出場していなかったため、北野選手がライン間を幅広く移動し、特に左Pocketに顔を出すことが多かった。
しかし高橋選手が偽SBとして左Pocketと左の外Pocketに位置どることができる。したがって、北野選手は右サイドでプレーすることが多くなった。
この役割分担はバランスをとりやすくなったという長所はあるが、流動性が制限されることで対応されやすい。このような役割分担は機能するのかがセレッソの組み立ての鍵を握るだろう。
狙いなのか感覚なのかはわからないが、高橋選手は偽SBの動きをすることが多い。相手にとっても味方にとってもベストなタイミングで守備組織の内側へ入っていく。
そこで楔を受けることもできるし、楔を隠されると再び大外に出て外ルートの選択肢を与えるのだ。
開幕戦では高橋選手は出場していなかったため、北野選手がライン間を幅広く移動し、特に左Pocketに顔を出すことが多かった。
しかし高橋選手が偽SBとして左Pocketと左の外Pocketに位置どることができる。したがって、北野選手は右サイドでプレーすることが多くなった。
この役割分担はバランスをとりやすくなったという長所はあるが、流動性が制限されることで対応されやすい。このような役割分担は機能するのかがセレッソの組み立ての鍵を握るだろう。
●Finish
このように背後から選択するというよりは、背後を選択肢に持ちながらショートパスで前進していく。
そして上記の構造上、サイドまたは中央に数的優位を作ることが多い。それによってゴール前の人数が少なくなる。
加えて、北野選手と中島選手もCBやVOに顔を出してからゴール前に入るため遅れてしまう。これらのことからクロスに対してマイナスでしか合わせられないという状況が多い。
NZを攻略する時も同じである。
相手の出方、特にCBの反応を見てNZを攻略する技術はあるが、NZに人数をかけることでゴール前の人数がいない。結果としてマイナス一択になるのだ。
最後の局面で選択肢が少ないと対応もされやすい。これは今シーズンの課題になるだろう。
そして上記の構造上、サイドまたは中央に数的優位を作ることが多い。それによってゴール前の人数が少なくなる。
加えて、北野選手と中島選手もCBやVOに顔を出してからゴール前に入るため遅れてしまう。これらのことからクロスに対してマイナスでしか合わせられないという状況が多い。
NZを攻略する時も同じである。
相手の出方、特にCBの反応を見てNZを攻略する技術はあるが、NZに人数をかけることでゴール前の人数がいない。結果としてマイナス一択になるのだ。
最後の局面で選択肢が少ないと対応もされやすい。これは今シーズンの課題になるだろう。
●被カウンター
一方、守備はどうであろうか。
まず気になるのは奪われた瞬間である。
攻撃時にあるエリアに人数をかける分、即時奪回ができなければ相手に広大なスペースを与えることになる。
これは即時奪回の正確さを上げることに加えて、回避された後の戻る位置をチームで決める必要がある。
まず気になるのは奪われた瞬間である。
攻撃時にあるエリアに人数をかける分、即時奪回ができなければ相手に広大なスペースを与えることになる。
これは即時奪回の正確さを上げることに加えて、回避された後の戻る位置をチームで決める必要がある。
●大外への対応
PressingでもMiddle Thirdで構えている時でも、セレッソのSBは背後へのアクションを警戒する。
特にCSブレイクにはSBが反応するため、大外で足元で受ける選手へのアプローチが遅れる。
また、このような背後へのアクションがなくても、WGがドロップすることで大外を管理することが多い。
WGがドロップして対応すると、SBが保存されるためリスクは低いが、ボールホルダーへの圧力が下がる。つまり大外でプレーする時間を与えるのだ。したがって、大外を起点に前進されやすい。
これがPressingならラインを下げなければならなくなるし、MiddleThirdなら運ばれてクロスを簡単に上げられてしまう。
このような大外への対応を続けると相手に常に主導権を握られるため試合運びが難しくなるだろう。
特にCSブレイクにはSBが反応するため、大外で足元で受ける選手へのアプローチが遅れる。
また、このような背後へのアクションがなくても、WGがドロップすることで大外を管理することが多い。
WGがドロップして対応すると、SBが保存されるためリスクは低いが、ボールホルダーへの圧力が下がる。つまり大外でプレーする時間を与えるのだ。したがって、大外を起点に前進されやすい。
これがPressingならラインを下げなければならなくなるし、MiddleThirdなら運ばれてクロスを簡単に上げられてしまう。
このような大外への対応を続けると相手に常に主導権を握られるため試合運びが難しくなるだろう。
以上がセレッソの展望となります。
今シーズンのセレッソを見ると、うまいなあとは思いますが、脅威になるプレーはあまり見受けられません。
これが第6節が終了した現時点でのセレッソだと思います。
ここから試合を決めることが出来る選手が現れるのか、または、試合を決められる戦い方を選ぶことが出来るのかが今シーズン注目するポイントになります。
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