ボールも勝利もつかみ取る。世界基準の相手を前にワーナー・ディアンズが見せる自信

東芝ブレイブルーパス東京 ワーナー・ディアンズ選手(中央) 【©ジャパンラグビーリーグワン】

東芝ブレイブルーパス東京(以下、BL東京)は3月15日、豊田スタジアムでトヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)と対戦する。

BL東京のワーナー・ディアンズは、これまで日本代表で21キャップを獲得し、リーグワンでも52試合に出場。22歳にして日本ラグビー界の中心選手としてフル回転しているが、バイウィークは故郷のニュージーランドで過ごし、笑顔でチームに戻ってきた。

「ニュージーランドに1週間、帰ったのですが、向こうは夏の終わりぐらいで天気も良くて、すごく楽しかったです。良いリフレッシュになりました」

今季は第6節からけがで欠場していたが、第10節のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)戦で復帰し、ラインアウトで相手ボールを奪うなど、31対27の勝利に大きく貢献した。

【©ジャパンラグビーリーグワン】

チームは第8節、第9節とスクラムに苦しむシーンがあったが、強力フォワードを擁するS東京ベイ戦では、スクラムが改善されたことも勝利のポイントだった。

ディアンズは「プロップの選手が修正してくれて、ロックは押しただけです」と、こともなげに語ったが、プロップの小鍜治悠太は「ワーナーはやっぱりデカいですし、口ではあんな感じですけど、細かく調整してくれるので、メッチャやりやすいです」と、信頼を口にした。

トヨタVはここまで10位と苦戦しているが、身長208cmのリッチー・グレイ(スコットランド代表79キャップ)らを擁する大型フォワードが武器。ディアンズは「もちろん相手の身長が高いぶん、自分たちにプレッシャーは掛かります」と認めつつ、「自分たちも良いラインアウトをもっているという自信があるので、それを信じてやっていきます」と、力強く言い切った。

世界基準の高さを相手に“制空権”を握ることができるか――。ディアンズは確かな自信を胸に、両手を高く伸ばし、勝利をつかみ取る。

(安実剛士)
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