UFCがエキサイティングなタイトル戦のダブルヘッダーと共にカナダ・モントリオールに戻ってくる。UFCウェルター級王者のべラル・ムハメドがランキング4位のデンジャラスなフィニッシャー、ジャック・デラ・マダレナと対戦。また、2度のUFC女子フライ級チャンピオンであるワレンチナ・シェフチェンコが、ランキング2位のコンテンダーであるマノン・フィオロを相手にタイトル防衛に挑む。

ムハメド（23勝3敗、アメリカ・イリノイ州シカゴ）にとっては、昨夏にレオン・エドワーズを王座から引きずりおろして以来、初めてのタイトル防衛戦になる。過去11戦で負け知らずのムハメドは、ギルバート・バーンズ、ショーン・ブレイディ、ビセンテ・ルーケらを相手に、鮮やかな勝利を収めてきた。次に目指すは、デラ・マダレナに9年で初めての敗北を味わわせ、ウェルター級の頂点の座を守ることだ。

デラ・マダレナ（17勝2敗、オーストラリア・ウエスタンオーストラリア州パース）は2021年にUFCロースター入りを果たして以来、時間を少しも無駄にすることなく前進してきた。現在は17連勝中であり、ギルバート・バーンズ、ケビン・ホランド、ランディ・ブラウンらにスリリングな勝利を決めてきた。王者から見せ場を奪い、夢のUFCタイトルをその手にできるかに注目だ。

女子パウンド・フォー・パウンドでナンバー1のシェフチェンコ（24勝4敗1分、キルギスタン・ビシュケク）は9月にアレクサ・グラッソとの試合で見事な勝利をあげ、女子フライ級のタイトルを奪還した。歴史に残る偉大な女性ファイターの1人であるシェフチェンコは、ジェシカ・アンドラージ、ヨアンナ・イェンドジェイチェク、ジュリアナ・ペーニャに勝利した経験を持つ。数々の見ごたえあるパフォーマンスを誇る新たなチャレンジャーを止めることが、シェフチェンコの新たな使命となる。

一方、フィオロ（12勝1敗、フランス・ニース）は初めてのUFCタイトル戦というチャンスを最大限に活用するつもりだ。現在12連勝中のフィオロは、エリン・ブランチフィールド、ローズ・ナマユナス、ケイトリン・サーミナラを倒してきた。フランス生まれの選手として初めて、UFCの絶対王者になるためのチャンスが、今その手中にある。

その他には下記のようなカードが組まれている。

バンタム級マッチ
ジョゼ・アルド（ランキング11位） vs. アイマン・ザハビ（ランキング14位）

ウェルター級マッチ
ギルバート・バーンズ（ランキング8位） vs. マイケル・モラレス（ランキング12位）

女子フライ級マッチ
アレクサ・グラッソ（ランキング1位） vs. ナタリア・シウバ（ランキング5位）

女子フライ級マッチ
ジェシカ・アンドラージ（ランキング7位） vs. ジャスミン・ジャスダビシアス（ランキング9位）

ウェルター級マッチ
マイク・マロット vs. チャールズ・ラドキ

ミドル級マッチ
マルク・アンドレ・バリオー vs. ブルーノ・シウバ

バンタム級マッチ
ブラッド・カトーナ vs. ベクザト・アルマカーン