マイナビ仙台レディース2024-25 新加入選手インタビューvol.6

マイナビ仙台レディース
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「『作陽のダイナモ』から『仙台のダイナモ』へ。勝利のためにチームへ勢いをもたらしたい」 MF18 江崎世来選手

【©mynavisendai】

マイナビ仙台レディースの中盤に、新しい力が加わった。豊富な運動量を武器にピッチを縦横無尽に駆け巡るMF江崎世来選手。大学時代に培った技術を持って、WEリーグというプロの世界に挑戦する。チームの真ん中で舵取り役を目指す、江崎選手に今の思いと目標を聞いた。

――「世来」と書いて「せいら」。お名前の由来は聞いたことありますか?

「ちょうど昨日聞いたんですよ。『良い世の中が来ますように』といういう意味で、世来、せいらと両親がつけてくれました」

――素敵な願いが込められていますね。後期からマイナビ仙台レディースの一員となりました。毎日の練習はいかがですか?

「やっぱり大学とは全然違いますね。特に強度、プレースピードの部分が違うと感じるので、そこのスピード感に早く慣れるということは大事かなと思います」

――帝京平成大学で4年間を過ごしました。帝京平成大学では昨年まで元日本代表の矢野喬子さんが監督を務めていましたね。

「はい。私は3年まで矢野さんにお世話になりました」

――矢野さんからはどんなことを学びましたか?

「もう本当にすごい人です。サッカーは毎日の練習が学びしかないというくらい、本当にすごくて。そこで3年間、“止めて、蹴る”という部分は、部分は徹底的に叩き込んでもらいました。まだまだではありますが、3年間取り組んだからこそ、だいぶ身についたと感じています」

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――新加入会見では「マイナビのダイナモになる」という言葉を聞かせてくれました。

「元々、その言葉は知らなかったんです。作陽学園高校3年生の時の高校サッカー選手権のパンフレットで、“各校の注目選手”というものに知らないうちに選んでいただいていました。そこで『作陽のダイナモ』という言葉を書いてもらいました」

――キャッチフレーズをつけてもらったんですね。

「はい。それを見て『ダイナモってなんだろう』と思って調べて、その時に“運動量豊富なチームの心臓的存在”のことを言うんだと知りました。そこから、チームの中でそういう存在の選手になりたいなと思いました」

――どういうプレーをしている時が楽しいですか?

「中盤で相手の攻撃の芽をつぶすプレーや球際で戦うところは得意で、自分の中では楽しいなという感覚があります。攻撃では、トップに当ててゴール前に入っていくことやFWに当てた後の前向きのサポート、3人目の関わりなどは結構楽しいと思います。そういうところは私の特長でもあります」

――マイナビ仙台レディースには様々なタイプのボランチの選手がいますが、どんな風に競争をしていきますか?

「仙台でボランチしている選手たちはみんなが上手いので、そこに食い込んでいくのは厳しいと思います。しかしその中でも、攻守においての運動量、どこでもボールがあるところに関わり続けるということは自分の特長でもあると思うので、そこはどんどん伸ばして、勝負できればいいなって思っています」

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――目標としている選手はいますか?

「川崎フロンターレの脇坂泰斗選手はずっと好きです。ポジションも同じで、プレースタイルも参考にしている選手です。憧れの一番好きな選手です。(新加入会見の)写真撮影のポーズも脇坂選手のゴールパフォーマンスです。大学の時から真似してやってました」

――では、WEリーグの試合でゴールを決めたら、そのゴールパフォーマンスを見せて頂きましょう。プロとしてのシーズンが始まりますが、目標を聞かせてください。

「目標はまずは試合に出ることが一番の目標です。前半戦はチームとしてあまり勝てない試合も多かったと思います。後半戦から加わるということで、チームに勢いをもたらすということも目標としています。チームの勝利に貢献できるように全力で頑張りたいなと思います」

(マイナビ仙台レディースオフィシャルライター・村林いづみ)
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著者プロフィール

東日本大震災により休部した東京電力女子サッカー部マリーゼが移管し、2012年ベガルタ仙台レディースが発足。2017年に株式会社マイナビとタイトルパートナー契約を締結しマイナビベガルタ仙台レディースとなりました。 2020年10月にWEリーグへの参入が正式決定。2021年2月より「マイナビ仙台レディース」とクラブ名を改め、活動をスタート。選手達の熱いプレーが多くの方に届くような盛り上がりをともに作っていきます。仙台、東北から日本全国、全世界に向けて、感動や勇気を与え、WEリーグ優勝を目指し活動しています。

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