<NZオープン>Wシードの比嘉一貴が3打差6位発進、石川遼は出遅れも「ショットは100点」
豪州とアジア共催・JGTOパートナーシップ大会「ニュージーランドオープン Presented by Sky Sport」
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27日に当地のミルブルックリゾートで開幕した豪州とアジア共催「ニュージーランドオープン Presented by Sky Sport」で「65」をマーク。
首位と3打差の6位タイでスタートした。
2メートルに乗せたチャンスを沈めるなど絶好調だったが、残り5ホールでパタリと勢いが止んだのは、うち3ホールでバンカーに入れたから。
この日、唯一ボギーとなった14番でも寄せきれず、「それが心残り」と嘆いたが、「伸ばし合いの中で最低限はできた」と日本勢では最上位の好発進だ。
22年にJGTO賞金王に就いたあと、日本ツアーをかけ持ちながら、アメリカ、欧州、アジアと積極的に戦いを続けて昨季は香港オープンで3位に入るなど、アジアンツアーの賞金ランキングは32位に。
日本ツアーも同24位につけて、両ツアーで賞金シードを確保した。
今年に入っても、正月にちょこっと沖縄に帰省したくらいでオフらしいオフも作らず、1月にはフィリピンで8位、翌週のインドで5位など駆け回り、「試合勘がなくならないうちに、試合が出来ているのでそのへんいいリズムが出来ている」と、今週も好発進につながっている。
日本でも海外でも、ラウンド前の汗だくのウォーミングアップは相変わらずだが、「自分により必要なものがわかってきた」と最近、股関節に特化したメニューを取り入れたことも、スタートダッシュに生かされている。
JGTOに20人の出場枠が用意されている本大会だが、比嘉はアジアンツアー枠で出場することになったのは、実はJGTO枠でのエントリーをし損ねてしまったからだそうだ。
出場自体をあきらめかけていた時に、アジアンツアーから声をかけてもらったといい、Wシードのうまみを生かした好発進にはがぜんやる気も沸いてくる。
「やっぱり勝ちたい。しばらく勝てていないので。自分の中では少しずつ優勝争いに加わることもできて、もう少しで優勝できる場面も続いているので。チャンスのあるうちにひとつものにしたい」。
昨季終盤は、両ツアーの賞金シードを得るために、アジアと日本で17連戦をこなした小さな巨人が、ニュージーランドで22年以来の通算7勝目を獲りに行く。
そのほか、7アンダーの3位タイにつけた韓国の高君宅(コ・グンテク)も、JGTOメンバーでありながら、本大会はアジアンツアー枠で出場する選手のひとり。
昨年覇者の幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)は2アンダーの61位タイ。
また大会初出場で、今季初戦を戦う石川遼は、初日1アンダーの79位と出遅れたものの、パーオン率は100%を記録するなど、「ショットの状態はほほ100点。自分としては満足度は高い。あと結果につながらないのはロングパットのタッチやアドレスのところ」などと、1日5回の3パットを反省し、「そこのミスを減らしていくところの準備の仕方だったり、練習の集中の仕方が課題」と、2日目以降を見据えた。
⛳JGTOメンバーと日本人選手の初日の結果
3位T(7アンダー・64)コ・グンテク
6位T(6アンダー・65)比嘉一貴
9位T(5アンダー・66)マイケル・ヘンドリー
9位T(5アンダー・66)木下稜介
23位T(4アンダー・67)鍋谷太一
23位T(4アンダー・67)阿久津未来也
23位T(4アンダー・67)堀川未来夢
40位T(3アンダー・68)池村寛世
40位T(3アンダー・68)米澤蓮
40位T(3アンダー・68)細野勇策
61位T(2アンダー・69)ブラッド・ケネディ
61位T(2アンダー・69)幡地隆寛
61位T(2アンダー・69)稲森佑貴
61位T(2アンダー・69)トッド・ペク
79位T(1アンダー・70)金子駆大
79位T(1アンダー・70)杉原大河
79位T(1アンダー・70)石川遼
100位T(イーブンパ・71)市原弘大
100位T(イーブンパ・71)小斉平優和
100位T(イーブンパ・71)片岡大育
120位T(1オーバー・72)生源寺龍憲
120位T(1オーバー・72)吉田泰基
141位T(3オーバー・74)佐藤大平
147位T(4オーバー・75)浅地洋佑
152位(5オーバー・76)村上拓海
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