異色のルーキーが台湾で武者修行中。阪神の椎葉投手が5回無失点の好投。アジアウインターリーグ。来季は1軍マウンドをめざせ!

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
異色のルーキーともいえる阪神の椎葉剛投手(22)が台湾で武者修行中だ。高校時代は主に捕手。社会人から独立リーグを経てドラフト2位で入団した。今シーズン終了後はアジアウインターリーグに参戦して、実力に磨きをかけている。来季は1軍マウンドに立ってほしい右腕だ。

椎葉投手は大阪出身。高校は長崎の島原中央高に進み、主に捕手としてプレー。甲子園出場はなかった。卒業後は社会人のミキハウスでプレーしたが芳しい成績を残せなかった。

昨季、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに入団。ここでウエイトトレーニングを本格的に取り組んだことが奏功。徳島入りしたころはストレートが最高148キロだったが、159キロにまで伸びた。

昨年のドラフト会議で、椎葉投手は阪神から2位指名を受けて入団した。今季1軍出場はなく、ウェスタンリーグで23試合に登板し0勝0敗、防御率4.45だった。

ただ、この成績を鵜吞みにするのは良くない。入団時は抑え投手として期待されていたが、今季、長いイニングを任されるようになっていた。チーム事情も含めて経験を積んでいる最中だ。

そして、今季終了後に台湾で行われているアジアウインターリーグに参戦。NPB REDチームの一員として投げている。

11日の台湾山林との試合は、椎葉投手にとって、今リーグ3試合目。初回、内野安打を許すなどしたが無失点で切り抜けると勢いに乗った。

二回は1四球を与えただけで無失点。三回は2番打者から空振り三振を奪うなど三者凡退に抑えた。四回はすべてのアウトを空振り三振。そして五回は8番、9番打者から連続の空振り三振を奪った。

椎葉投手は5回69球を投げて無失点。許したヒットは内野安打の1本のみ。毎回奪三振で九つの三振を奪う好投を披露した。

チームは3-6で敗れたものの、椎葉投手のピッチングは強い印象を与えた。この投球を続ければ、来季は1軍登板も近づく。

捕手を経験しているだけに、打者心理を念頭に置いた投球ができているはずだ。異色のルーキー、椎葉投手が、来季大きく飛躍する姿を楽しみにしている。
見出し画像:kanekim
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