逃げ・先行馬多数も、枠と上がりの脚で絞り込める!?/佐賀・ウインターチャンピオンデータ分析
12月8日佐賀6レース 18時05分発走予定
今年で7回目を迎えるウインターチャンピオン。佐賀競馬場で最もレース数が行われるダート1400mの重賞だ。
今年は重賞勝ち馬で逃げ・先行タイプが5頭以上も集まり、逃げ争いが一つの鍵となりそうだ。ここでは当レース過去6回や、直近3年の佐賀ダート1400mのデータを元に分析する。
※直近3年:2021.12.1~2024.11.30
毎年1番人気は単勝1倍台の一戦
同舞台の傾向と比較しても逃げが圧倒的有利
2勝を挙げる差しは同舞台の直近3年と比較して勝率、3着内率に有意差はなかった。
6番より内枠の逃げ・先行を狙え
舞台となる佐賀ダート1400mは直線の引き込み線からのスタートで、スタートダッシュの速い馬であれば内目の枠の方が前目のポジションを取りやすいのだろう。
逃げ×上がり37秒9以下は勝率100%!
逃げてほしいなら竹吉徹騎手!?
鋭い末脚=上位入着とは限らない?
上がり3ハロン40秒未満の脚を使える馬が3着以内に入る必須条件。しかしながら、上がり3ハロン39秒未満であっても1勝、2着2回、3着3回で3着内率は27.2%と、それなりの末脚を発揮しても上位争いに加われる率は高くはない。
データからの推奨馬は?
②6番より内枠の逃げ
③逃げて上がり3ハロン38秒4以下の脚を使える馬
④竹吉徹騎手で逃げなら尚良し
⑤差し・追い込みで上がり3ハロン39秒未満
テイエムフェローはJRA2勝クラスから今年冬に佐賀に移籍し、地元馬同士では3着内率100%。重賞も3勝を挙げる。重賞初勝利は1800mだったが、能力の違いで勝ったもので、適距離は1300m~1400mだろう。スピードの違いで逃げるレースが多いが、逃げなくても競馬ができそうなタイプ。
3番枠に入り、前走は逃げて上がり3ハロン最速の37秒1。①②③に当てはまる。
ロードミッドナイトは今秋に高知から移籍。移籍初戦でいきなり重賞・佐賀オータムスプリント(1400m)を勝った。その重賞レースは逃げ切り勝ちで、高知時代も逃げていいレースをしていた馬。今回は他にテンの速い馬がいそうだが、番手外であれば上手く運べそう。6番枠に入り、前走は逃げて上がり3ハロン38秒2。①②③に該当。
トゥールリーは気難しさを抱える馬ではあるが、最近は逃げて好成績を残している。そういった気性面や最内枠に入ったことを考えると、逃げたいのではないか。鞍上の竹吉徹騎手は初騎乗だが、比較的逃げることが多い騎手。②④に当てはまる。
逃げ・先行タイプに有力馬が固まったが、ペースが速くなり差し馬が3着以内に食い込む可能性も考えられる。ポジションが後ろ過ぎるとどうかだが、テイエムフォンテなら好位~中団から差し脚を伸ばせそう。佐賀オータムスプリントでは3~4番手から脚を伸ばして小差の2着。4走前には逃げてではあるが上がり3ハロン38秒1の脚を使っており、③に該当とも捉えられる。
文・大恵陽子(おおえ ようこ)
競馬リポーター。小学5年生で競馬にハマり、地方競馬とJRAの二刀流。毎週水曜日は栗東トレセンで、他の日は地方競馬の取材で全国を駆け回る日々。グリーンチャンネル「アタック!地方競馬」「地方競馬中継」などに出演のほか、「優駿」「週刊競馬ブック」「うまレター」「馬事通信」など各種媒体で執筆。
「大恵総合研究所」なるデータ分析機関を勝手に設立し、現場取材で得た騎手・調教師などの談話をヒントに、馬場傾向やレース傾向を導き出して精度向上に励む。
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