<国内男子ゴルフ>賞金5位の木下は一晩でニキビ2個。最後までキリキリする戦い

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【ワンチャン©JGTOimages】

30人の頂上決戦・賞金レース決着へ「ゴルフ日本シリーズJTカップ」

11月28日ー12月1日 東京よみうりカントリークラブ(東京都)7002yard・par70 ▼ 30日・大会3日目

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勝てば逆転の賞金王へ。

3日目の6位タイで、可能性のある選手としては、金谷に次ぐ2番手で3日目を終えた賞金5位の木下稜介(きのした・りょうすけ)も、まだ諦めない。

前日2日目は、シャンクやOB。ダブルボギーを2個打ち、18位タイに後退していた。

「ウッド系が当たらなくて。全部ヒールに当たって、スライスが出ていた。ドライバーで250ヤードしか飛ばない」。

プレー後の練習で3かご打っても兆しは見えず、「拗ねていたんです」。

宿に帰っても、悩み続けた。
今夏、持ち球のドローから、フェードに変えたが、3週前に痛めた股関節をかばって打ち続けたのも重なり、カット打ちが強くなりすぎていたという。

思い余ってその夜、デビュー時の13年ごろに少し教わっていたという先輩プロの白佳和(はく・よしかず)に電話。

とりあえず再度、ドローボールを取り入れることで一致し朝を迎えたが、「すごいストレスで、一晩でニキビが2個できました。そんなの初めて」。

賞金レースのプレッシャーを改めて自覚しながら、いつもより早めにコースに行き、練習場で前夜のイメトレを実践。

「それでもしっくりは来ていなかったんで、1番ホールはすごく嫌」と、悶々しながらスタートし、5番ウッドを持った3番のティショットで「思い通りのドローが打てた」と、手ごたえを頼りに5メートルのチャンスを作ってバーディ先行。

そこから5番、6番で1メートルにつけ、9番は2.5メートル。

通算3アンダーの「66」を記録し、通算3アンダーで、6位タイに浮上した。

可能性のある選手としては、金谷に次ぐ2番手で最終日を迎えられることにはなったが、木下の場合、悲願の逆転・賞金王には、本大会での優勝しかなく、首位とは8打差。

厳しい日曜日になることは違いないが、「可能性はゼロじゃない。きょうの出ごたえがあればワンチャンスあると思います」。
33歳だが、ニキビは若々しさの象徴だ。
残り1日も、最後まで生き生きと夢を追う。

【©JGTOimages】

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