U18日清食品 四国ブロックリーグ2024 女子 レポート 渡邊結衣「チームのリーダーになることを意識して」済美(愛媛県)
【©U18日清食品リーグ】
今年のインターハイ予選とウインターカップ予選で聖カタリナ学園に敗れていることもあって、中川香一郎ヘッドコーチは「うれしい勝利でした」と笑顔を見せました。しかもこの日は1、2年生をコートに送り出して戦っており、来年を見据えて大きな手応えとなる勝利です。
4勝3敗の5位で終えた「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」を、中川ヘッドコーチはこのように総括します。「四国の強豪チームと7試合を戦った経験はとても大きいです。毎回、真剣勝負をこなしていく中で、学ぶことがたくさんありました。その成果が最終戦の勝利に繋がったと思います。聖カタリナ学園との試合は次に繋がるように1、2年生メンバーで戦いましたが、相手に立ち向かっていたし、走って87得点を取ることができました。今までは強い相手に対して立ち向かえないところがあったのですが、聖カタリナ学園戦ではシュートが入る入らないは別にして、選手たちは思い切りシュートを打っていました。リーグ戦を通して、下級生たちの意識が変わってきたという手応えがありました」
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聖カタリナ学園との試合では、ボール運びからドライブ、ディフェンスとすべてをこなした渡邊選手ですが、中川ヘッドコーチは「彼女にはもっともっとやってほしいですね。チームとして得点がほしいときに遠慮をすることがあるので、ここぞというところで点を取ってほしいですし、チームリーダーになってほしいです。彼女はそれができる選手だと思っています」とさらなる成長を求めています。
それと同時に「相手チームは渡邊選手を厳しくマークしてきますが、そういう時に広い視野を生かしてパスをさばけるようになってきました」と、エースとして成長していることも認めています。
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その上で、「U18日清食品 四国ブロックリーグ2024」を通して意識してきたのが「積極性を出すこと」でした。「これまでの自分は強い相手になると逃げてばかりでしたが、中川コーチから『自ら率先してチャレンジしなさい』と言われているので、チームのリーダーになることを意識して戦ったつもりです」と渡邊選手は言います。
「四国の強豪チームを相手に勝ったり負けたりしましたが、リーグ戦なのでトーナメントと違い、毎試合チャレンジできました。聖カタリナ学園との試合は1、2年生で戦ったので、特に『自分がやる!』という自覚が出ました。大会を通してチーム全体が成長することができたので、この経験をこれからも生かしていきたいです」と、渡邊選手はこのリーグ戦で得た手応えを今後に繋げることを誓います。ライバルからもぎ取った大きな勝利を自信に変えて、ここから済美の新チームがスタートします。
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