「不得意だからこそ、勢いがあるからこそ、ザック・セイバーJr.に勝った時の自分が凄く楽しみ」10月14日(月・祝)両国決戦目前! “IWGP世界ヘビー級王者”内藤哲也にロングインタビュー!

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

いよいよ“秋の両国決戦”「映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』Presents KING OF PRO-WRESTLING 2024」が開催目前! 

約14年ぶりに実現するIWGP王者 vs 『G1』覇者の頂上決戦を前に、内藤哲也は何を思うのか? ロングインタビューを緊急掲載!

撮影/中原義史

■『映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』Presents KING OF PRO-WRESTLING 2024』
10月14日 (月・祝) 15:30開場17:00開始
東京・両国国技館
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2~4列)」「マス席(特製グッズ付き)」「レディースシート」「マス席4人用」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました
※「マス席」「2階指定席A」「2階指定席C」は残りわずかとなりました

■俺は、朝から会社に出社っていうのは無理かもしれないです。だから、新日本プロレスを24時間営業にすればいいんですよ!

【新日本プロレスリング株式会社】

──さて、内藤さん。調子はどうですか? 何かとお忙しいと思うんですが。

内藤 試合数も多いですからね。というか、試合に出ている選手と出ていない選手の差が激しいですね。俺は“試合したい派”なので別にいいんですけど。

──会社も「内藤選手は試合したいだろうから」ということで組んでいるんでしょうし。

内藤 ただ、そうはいっても、1年365日試合したいかって言われたら、そういうわけじゃないですから。

──常識の範囲内でお願いしたいと。

内藤 「だから、コンディションの差が出るんじゃないの?」って思います。こんだけ試合やっている選手と、やっていない選手の差は絶対出ますよね。

──内藤選手がそういうことを言うのは珍しいですね(笑)。試合があれば「出たい!」という方だと思ってたんですけど。

内藤 俺は出たいですけど。じゃあ、みんなも出ようよと。

──どうせならみんなでシリーズを回りましょうと。

内藤 それがやっぱ理想ですよね。実際にお客さまだって、「あの選手は見られたけど、この選手は見られなかった」とか、残念じゃないですか。

──観客動員にも関わってきますし。そういう意味では9月の北海道シリーズは、オールスター感のあるメンバーで回っている感じでしたけど、各地を回ってみてどうでしたか?

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤 いや、10何年ぶり、20何年ぶりとか、どこに行っても“待ってました感”を凄く感じることができて、楽しかったですね。北海道は最近だと札幌でしか試合をしてこなかったので、「あんなに広いのにもったいないじゃん?」ってずっと思っていましたから。今回、いろいろな地域の方に今の新日本プロレスを見ていただけて、嬉しかったです。

──しかも内藤選手はご自分でもレンタカーを借りて、連日北海道をウロウロされていたみたいですし。

内藤 していました。あの~……野生動物がめちゃめちゃいますね。

──野生動物!? 何がいたんですか?

内藤 シカが車と並走してきたりするんですよ。

──シカが並走!

内藤 ええ。夜はけっこう真っ暗なんで、シカがいきなり飛び出してきたりとか。さすがにぶつかりはしなかったですけど、「危なッ!」っていうのは何回かありましたね。あと星が綺麗でした。それから気温が凄い低かったです。最低気温が一ケタぐらいまで下がってたんで、夜中は寒かったですね。

──そんな中、北海道に半袖で行っていたんですか?

内藤 半袖短パンです(キッパリ)。

──夏の装いで行ってしまったと。取材前に「疲れてる」ってこぼされていましたけど、その気温差が効いてるのでは?

内藤 ハハハ。まあ、寒暖差はキツかったですね。

──その影響もあって疲れ気味と。最近の棚橋弘至社長もお疲れ気味に見えることがありますけど……。

内藤 いやいや、あの方は疲れたことがないんでしょ? 俺はもう常に疲れていますから。

──ただ、棚橋社長は試合があっても、次の日はしっかり朝から会社に来ますからね。

内藤 それは素晴らしい。俺はそもそも朝が起きられないですからね。

──なるほど。では、内藤さんの将来的なフロント入りは厳しいかもしれない。

内藤 厳しいかもしれないですね。朝から出社っていうのは無理かもしれないです。だから、新日本プロレスを24時間営業にすればいいんですよ! それだったら夜は俺が担当しますよ(ニヤリ)。

──みんなが帰る夕方頃に出社すると。

内藤 ハイ。それだったら、24時間、電話対応ができますよ。問い合わせとかも俺が全部答えますから。夜中であっても「ああ、その会場なら、こちらの席の方が見やすいですよ」とか、全部答えるんで。

──夜中に電話かけてくる人はいないと思いますけど(笑)。

■口撃も大事だけど、負けた場合は全部自分に跳ね返ってくるということを、“ある選手”と抗争している時に痛感し、それから気を付けるようにしています。

【新日本プロレスリング株式会社】

──話を本題に戻します。先日の9.29神戸大会でのグレート-O-カーンとのタイトルマッチが終わり、すぐにまた10.14両国大会でザック・セイバーJr.選手とのIWGP世界ヘビー級選手権試合があります。2連戦という形でイメージされていたんですか?

内藤 いや、あくまでオーカーンはオーカーン、ザックはザックっていう見方をしていました。確かに期間は短いとは思っていましたけど、それぞれ別で考えていました。一つ一つのタイトルマッチに集中しないと、簡単に防衛できる相手ではないですからね。実際、オーカーンには『G1 CLIMAX』の公式リーグ戦で負けていますし、ザックにも負けてるわけだから、一つ一つという気持ちでやっていました。

──オーカーン選手との試合を振り返ると、内藤選手が試合前にあれだけの口撃を一方的に受け止める形は、ここ数年でもなかなかなかった気がします。

内藤 たしかに、言葉で攻撃されることがあまりなかったので、ちょっと新鮮でしたよね。「あっ、こういうふうに思ってるんだ」って、外からの内藤への見方がわかったし、参考になって良かったですね。

──ただ、それは内藤選手が過去やってきたことというか、相手に「そこまで言うんだ」という部分まで言ってしまう。それが今回ご自身にハネ返ってきた印象もあって。

内藤 でも、ああやって常に俺の名前を出してくれるグレート-O-カーンは、凄く良かったと思いますし、「次は何を言ってくれるんだろうな?」、「うわ、こんなことを言ってくれた」と、オーカーンのコメントを楽しみにしていましたよ。

【新日本プロレスリング株式会社】

──SANADA選手みたいに何を言っても自分のペースを崩さないタイプもいますけど、あそこまでドンドン言ってくれるという意味ではやりがいもあった?

内藤 そうですね。新鮮でしたよ。……ただね、何を言っても自由だし、思っていることは言った方がいいんだけど、それで負けてしまった場合は全部、自分に跳ね返ってくるからねって。俺のことを結構バカにするようなことを言っていましたけど、「その内藤に負けたのはアナタだからね」っていう事実が残ってしまっているわけですよ。

──それこそ今回は、オーカーン選手にブーメランとして跳ね返ってしまったと。

内藤 そう。確かに“口撃”することも大事だけど、それがブーメランのように返ってくる可能性も考えた上で、これからは口撃することをおすすめしたいですね。俺も昔は割と考えずにやっていましたよ。それが“とある選手”と対戦した時に気付いたんですよ。口撃も大事だけど、負けた場合は全部自分に跳ね返ってくるということを、ある選手と抗争している時に痛感し、それから気を付けるようにしています。

──ほう。その選手の名前は言いたくないですか?

内藤 クリス・ジェリコ選手ですね。

──あのジェリコ選手ですか!

内藤 「アイツはもう終わっている」みたいなことを言ったんですよ。年齢的な部分も含めてね。そうしたら、「コメントするのは凄くいいけど、負けた場合は全部自分に跳ね返って来るからな。そういうことも考えながらコメントした方がいいぞ」「その終わってるレスラーに負けたら、君には何もないよ」というアドバイスを、人づてで送ってくれたんですよ。

──そうだったんですか……。それは初耳でした。

内藤 それ以降、俺はあんまり相手を下げるようなことは言わなくなったんです。それは凄く勉強になりましたね。

──ジェリコ選手とは2018年から2019年にかけて抗争してましたね。記者会見などでも激しく挑発し合っていた記憶があります。
内藤 その場その場はいいですけど、長い目で見るとすべてがいいとは言い切れないということですね。

──なるほど。今回は、我々もチャレンジャーからの発言ということで、公式で結構ピックアップしてしまいましたけど……。

内藤 でも、チャレンジャーとしては、本来あれぐらいやらないとダメだと思いますよ。そこは難しいです。どこまでやればいいのかっていうラインを考えないといけないので。ただ、そういう部分で言うと、何も語らないSANADAよりも、ああやって俺の悪い部分をドンドン言ってくれるオーカーンの方が俺は好きだし、実際楽しかったですね。

【新日本プロレスリング株式会社】

──両国大会の話になりますけど、『G1』優勝者が秋の両国で挑戦するのは14年ぶりなんです。(2010年に『G1』優勝者の小島聡が、IWGP王者の真壁刀義に挑戦)。今回のように東京ドームではなくて、勢いのある時に挑戦するということに関して、どう思いますか?

内藤 東京ドームのメインイベントに立てるって、めちゃめちゃ美味しいですよ。ただ、『G1 CLIMAX』優勝の勢いで考えると、なるべく早いうちにタイトルマッチをやりたいっていうのは本音だと思います。

──東京ドームのメインに確実に立つには、ここ14年でできあがったルートを辿った方が安全ですから、大きな賭けというか。

内藤 ええ。ザックは“そっち”を取ったかと。その決断には驚きましたね。

──ちなみにザック選手とは何度もシングルをやっていますけど、通算成績ってわかりますか?

内藤 なにかで見たんですけど、意外と俺、勝ち越しているハズですよ。ただ、勝ち越しているっていうのが凄く意外で、未だにやりにくい印象しかないですからね。なんなら全部負けているような印象ですよ。
 
──内藤選手の7勝5敗です。

内藤 オォ、貯金2! ああ……そうですか。

──相性が悪い印象があったので意外でした。あと2021年の『G1』の開幕戦、内藤選手が怪我をして以降のリーグ戦を欠場した印象も強いですし。

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤 スタイル的に凄くやりにくい相手ですよね。ただ、やりたくないとは別に思わないっていうか、やっぱなかなかああいうタイプの選手はいないので、実際にザック・セイバーJr.選手と向き合うと、ワクワクしてしまう自分もいるんですよね。

──やりにくいけど、やりたくないわけではない。

内藤 なかなか他の選手では味わえないことを味わえるっていう意味で、「さあ、次はどう来るのかな?」って。予想し得ない、していないものが来るのは、凄く楽しいし勉強になりますね。

──ジェットコースターみたいに、必ず恐ろしい目に遭うということはわかっているじゃないですか?

内藤 そうですね。俺もジェットコースターは怖いですよ。でも、好きなんですよね。怖がっている自分も楽しいというのが理由ですかね?

──やや、強引ですがスリルを味わうという意味では、ザック選手との試合もジェットコースターと同じというか。

内藤 ただ、今のザック・セイバーJr.選手は、『G1 CLIMAX』で優勝して、完全に勢いには乗っていますよ。

──しかも、凄く苦手な対戦相手であると。

内藤 そんなザック・セイバーJr.選手だからこそ、勝ったら俺はどうなっちゃうんだろうと。不得意だからこそ、勢いがあるからこそ、その相手に勝った時の自分っていうのは凄く楽しみですね。

■ザック一色になる会場で試合をする自分を想像した時、これは楽しみですよ。むしろ、俺はそうなってほしいなと思うぐらいですから。

【新日本プロレスリング株式会社】

──駆け上がっている時の選手の勢いって凄いですよね。例えば、内藤選手がIWGP王座を初戴冠した両国大会。2016年『NEW JAPAN CUP』で優勝して、両国大会に向かっている時の後押しは、とんでもないものがあった。

内藤 あった気がしますね。ただ、今回のザックに関してはそこまでっていう感じはしませんね。たしかにザックが『G1 CLIMAX』で優勝した時の両国の雰囲気は、そんなに簡単に作り出せるものではなかったし、ザックへの声援と期待感は間違いなく凄かったです。

ただ、それが全国展開されているかというと、そうではないので。そこは時間が解決するのかもしれない。北海道シリーズとか今回のシリーズの関東近郊でも何回か試合をしていますけど、あの両国のような雰囲気はあまり感じられていないかなって気がしますね。

──そう考えると、両国ではどっちを推す声が多いのか、読めない気がします。

【新日本プロレスリング株式会社】

内藤 他の会場はどうであれ、両国国技館は他の会場とはちょっと違った雰囲気が出るのかな? それこそ、「ザック!ザック!ザック!」という雰囲気になるのかな? それはちょっとわからないので楽しみですね。ザック一色になる会場で試合をする自分を想像した時、これは楽しみですよ。むしろ、俺はそうなってほしいなと思うぐらいですから。

──アウェイの雰囲気を味わってみたいですか。

内藤 むしろザック一色になってほしいなと。そんな中でザックを倒したら、こんな気持ちのいいことはないじゃないですか? 苦手なザック・セイバーJr.、そして会場のお客様が期待しているザックの勝利ならずという状況を作りたいですね。

──そして、会場の空気に構わず「ブエナス・ノーチェス!」と言い始めて。

内藤 フフフ。たとえ誰も言わなかったとしても、俺は1人で大合唱しますよ。

──さすがにそんなことはないと思いますけど。あと、防衛回数のジンクスがあるとおっしゃっていましたよね。IWGPに関しては、実はほとんど防衛をしていないと。

内藤 それまでは0か1で、前回獲った時が初めて2回防衛できましたよ。なので、2が最高記録ですね。

──このキャリアとネームバリューを持ちながら。

内藤 今年の東京ドームで獲って、その後すぐに札幌でSANADAを相手に防衛して、両国で陽太を相手に防衛してのV2が最高です。3回目でモクスリーにやられちゃいましたからね。今回はオーカーンから防衛して、両国でザックに勝てば、最多タイですよ。フフフ。

■(ヒロム戦に関して)俺のスイッチを押すタイミングは、すぐそこまで近づいているような気がしますね。それぐらい彼の存在感というのは、今現在大きくなっていますよ。

【新日本プロレスリング株式会社】

──オカダ選手がV13で最多記録を持っていることを考えると、内藤選手がV2が最多タイというのは意外としか言いようがないです。あとは神戸大会の試合後には、「ザックをクリアしたら新たなチャレンジをしたい」という言葉もありました。

内藤 新たなチャレンジって言うほど、そんなに斬新ではないかもしれないですけど、基本的にタイトルマッチって挑戦者から名乗りを上げるものじゃないですか? チャンピオンはそれを受けて立つっていうか。でも、チャンピオンでありつつ挑戦していきたいし、だからこそ自分からドンドン発信していって、俺のやりたい相手とやりたいかなって。そういう意味で、神戸では言いました。

──ということは、意中の相手が既にいると。神戸のリングでもチラチラと視線を送ったりしてましたけど、鷹木信悟選手と高橋ヒロム選手は入っていますか?

内藤 現時点では間違いなくその2人は入っています。ただ、これからはわかんないですよ? さらに増えて、4人、5人、10人、何人になるかわからないですけど、現時点ではその2人に関しては間違いなく入っていますね。

──鷹木選手自身も神戸大会の試合後にリングに上がって「両国の勝者に挑戦したい」という主旨の言葉を発しています。それから内藤vsヒロム戦は、全ての新日本ファンが待望しているカードですよね。

内藤 まあ、溜めれば溜めるほどいいっていうわけでもないですからね。やっぱりお互いがここだっていう一番のタイミングでやりたい。本当は2020年のあのタイミングがベストだったような気がしますけど。

──残念ながら、コロナで中止になってしまった2020年『旗揚げ記念日』の大田区体育館大会ですね。

内藤 じゃあ、次はいつかとなると、お互いがここだと思うタイミングだと思うんですよ。その俺のスイッチを押すタイミングは、すぐそこまで近づいているような気がしますね。それぐらい彼の存在感というのは、今現在大きくなっていますよ。実際、7月5日の東京武道館大会でのタッグマッチで、初めて対角線に立ったわけですよ。

──実はこれまで1回もなかったんですよね。

内藤 あれが正真正銘、初めて対角線に立った試合でした。その時に感じた高橋ヒロムは、俺の想像より遥かに存在感という意味では大きかったですね。

──それもあって、もう一回火がつきかけているということですか?

内藤 興味が凄く湧いてきちゃっているので、いつスイッチを押そうかなと。それぐらい彼には興味津々ですね。

■となると、あのケニー・オメガ選手と棚橋弘至選手の、「あの時はごめん」っていうのは、ちょっと怪しいっすね。本音はお互いに違うんじゃないですか?

【新日本プロレスリング株式会社】

──今年は東京ドームのカードが1つも決まっていないですし、来年は1.4、1.5と2連戦になります。1日目はいつもの1.4で、2日目はAEW、ROH,CMLL、スターダムとのコラボ興行になりますが、AEWのケニー・オメガ選手と棚橋選手が再会したりしています。ああいう動きはどうご覧になっています?

内藤 ニュース自体は見ましたけど、その内容に関してはハッキリとは見ていないですね。でも、興味はありますよ。あの当時、あの2人がやり合っている時に、同じリングで近くで見ていましたから。あと何事も時間が解決するんだなって思いました。

──なるほど。

そう考えると、俺と(高橋)裕二郎選手がまた同じコーナーに立つとか、俺とEVILとかも時間が経てば、「お互い、あんなことがあったね」って、また同じコーナーに立つこともあるんですかね? ただ、その2人が俺の隣に立っている絵は、俺の中では未だに想像できないですよ。

【新日本プロレスリング株式会社】

──あ、そこは想像できない。

内藤 となると、あのケニー・オメガ選手と棚橋弘至選手の、「あの時はごめん」っていうのは、ちょっと怪しいっすね。本音はお互いに違うんじゃないですか?(ニヤリ)

──ただ、棚橋選手もケニー選手も、それぞれが団体の社長と副社長、当時とは立場が大きく変わってますよね。

内藤 なるほどね。いきなり握手なんかしちゃって興味が湧く反面、「いやあれは実は嘘で、やっぱりおたがいにいまだに嫌いなんだ」っていうのであってほしいっていう自分もいますよ。

──わかりました。では、最後に両国のザック戦に向けて、改めてファンに一言いただければと思います。

内藤 今年の『G1 CLIMAX』優勝者、ザック・セイバーJr.選手とタイトルを懸けて対戦することには、何も異論はない。むしろ俺もやりたい相手ですし、実際にリーグ戦で負けていますから、そのリベンジも兼ねて両国でザック・セイバーJr.選手には悔しい思いをしていただきたい。そして、その後控えているロンドン大会。なんかザックがIWGP世界ヘビー級王座を奪取して、そして母国であるイギリスに凱旋するみたいな流れ、これは非常に面白くないですよね。

だから、むしろ俺が両国でザック・セイバーJr.選手を倒して、直前にIWGP世界ヘビー級王座戦に負けた男として、イギリスに凱旋していただきたいなと。そして、地元の英雄であるザック・セイバーJr.選手に勝った男として、俺はロンドンのリングに立ちたいですね。

【新日本プロレスリング株式会社】

■『映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』Presents KING OF PRO-WRESTLING 2024』
10月14日 (月・祝) 15:30開場17:00開始
東京・両国国技館
[再入場不可]
※「砂かぶり席(最前列)」「砂かぶり席(2~4列)」「マス席(特製グッズ付き)」「レディースシート」「マス席4人用」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました
※「マス席」「2階指定席A」「2階指定席C」は残りわずかとなりました
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント