【日本女子オープンゴルフ選手権・第4R】 通算10アンダーで竹田麗央がナショナルオープン初優勝を飾る

日本ゴルフ協会(JGA)
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【優勝した竹田麗央(写真右)とローアマチュアの岩井杏奈】

2024年度(第57回)日本女子オープンゴルフ選手権は29日、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ西コースで最終ラウンドを行い、竹田麗央が通算10アンダーパーでJGA創立100周年の記念大会でナショナルオープン初優勝を果たした。

通算8アンダーパーで首位に並ぶ竹田麗央と山下美夢有の最終第32組は曇天の中11時49分に1番ホールをティーオフ。先手を取ったのは山下。2番でバーディを奪取して1打リードを奪う。しかし、続く3番で竹田もバーディを奪い返すと山下がボギーを叩き、竹田が単独首位。その後も両者は譲らず、竹田が通算9アンダーパーで山下に1打リードして前半を終えた。

最終組2人の優勝争いに割って入ったのは、2打差3位タイで最終ラウンドをスタートした岩井明愛。岩井は10番から連続バーディを決めて首位に肉薄すると、山下が10番のボギーで一歩後退。息苦しいほどの緊張感の中、竹田と岩井、山下の3選手による優勝争いが続いていく。15番を終えて竹田が通算10アンダーパー、岩井が1打差、さらに2打差に山下と僅差で迎えた最難関の残り3ホール。竹田が持ち前の飛距離でアドバンテージを取ると、深いラフからのショット、アプローチも繊細な技術を見せて後続の追随を許さない。

最終18番ホール。岩井が痛恨のボギーを喫し通算8アンダーパーで競技を終えると、竹田は慎重にパーパットを沈めて、この日3バーディ・1ボギーの70でホールアウト。通算10アンダーパーで嬉しいナショナルオープン初優勝を飾った。2打差の2位に岩井、山下は通算7アンダーパーで3位に終わった。エビアン選手権優勝の古江彩佳は通算6アンダーパーで川崎春花、岩井千怜とともに4位タイ、連覇を狙った原英莉花は通算4アンダーパーの8位タイで本大会を終えた。ローアマチュアは本選手権初出場の岩井杏奈は通算1アンダーパーで全体の16位タイで獲得した。

竹田は本大会優勝で史上5人目の日本女子オープンローアマチュアと優勝のダブルタイトルを獲得。また、同年日本女子プロゴルフ選手権と本選手権の優勝は樋口久子、畑岡奈紗に続き史上3人目の快挙となった。

なお、12番ホールで佐久間朱莉が6番アイアンで本選手権2度目のホールインワンを達成。開催コースの大利根カントリークラブから賞金30万円が授与された。

2025年度(第58回)日本女子オープンゴルフ選手権は、2025年10月2日から5日の4日間、兵庫県のチェリーヒルズゴルフクラブ キング・クィーンコースで開催される。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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