【Tリーグ日本ペイントマレッツ】スタッフコラム#2 若手起用で勝利を掴み取り、開幕2連勝!!

日本ペイントマレッツ
チーム・協会

【Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT 】

9/7(土) 日本ペイントマレッツ 3-1 京都カグヤライズ

【第1マッチ(ダブルス)】青木 咲智・伊藤 詩菜 2-1 工藤 夢・中村 泉月(6-11/11-6/12-10)
【第2マッチ(シングルス)】佐藤 瞳 3-0 松島 美空(11-5/11-6/11-9)
【第3マッチ(シングルス)】芝田 沙季 1-3 中森 帆南(10-11/10-11/11-8/5-11)
【第4マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 3-1 田村 美佳(9-11/11-5/11-7/11-7)

【Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT 】

約1ケ月前、大嶋監督は、若手の新星ダブルス、インターハイチャンピオンの青木選手・伊藤選手ペアに京都戦の出場を伝えていた。試合前、大嶋監督に二選手の起用について聞いてみると「大藤選手と横井選手がWTTでTリーグに出場できないことがわかっていたので、若手の育成と考え新たなダブルスデビューを考えました。ベテランの先輩がシングルで支え、後輩は安心して挑戦できるオーダーにしました」と答えが返ってきた。

Tリーグ初出場となる伊藤選手は「いつかTリーグで戦ってみたいなあと思っていただけに出場できることがわかってとても嬉しく、早く試合がしたい!楽しみ!」と話してくれた。試合の1週間前くらいからずっと緊張していたようで、試合当日も笑顔を見せるもののどこかこわばった表情の伊藤選手。経験上、試合前に緊張感がある方が良いプレーができると思っていた筆者はそれほど心配していなかった。しかしながら、やはり初出場ということもあり、試合が始まってもプレーも硬く、かなり緊張していることが見て取れた。

【Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT】

1ゲーム目、試合前に福本コーチが伝えていた戦術とは全く異なる不利な展開になり、なかなかペースが掴めなかった。1ゲーム終了後、福本コーチは二選手と戦術を再確認した。そして、ベンチに入っていた大嶋コーチからも檄を飛ばしてもらったという。福本コーチの目には二選手が初のTリーグの舞台に浮足立っているように見えていた。新生ペアが勝つには“いつも”の青木・伊藤ペアに戻す必要があったのだ。大嶋コーチのアドバイスは“いつも”のペースをもたらした。2ゲーム目、3ゲーム目は最後までしっかり回転をかけ、思い切った高校生らしいプレーで勝利を掴んだ。

試合後、伊藤選手は「すごく緊張したけど、ファンの皆さんの応援やベンチで声をかけてくれた先輩方のおかげで緊張が解れて、とても楽しく思い切ったプレーが出来ました。Tリーグという大きな舞台で勝利し、チームの勝利に少しでも貢献できたことが嬉しかったです」と語ってくれた。
青木選手には「緊張している伊藤選手に対しての声掛けをしたの?」と聞いてみた。「インターハイみたいな緊張する場面で、しっかり優勝できたんだから、いつもの伊藤さんでやれば大丈夫!」と声をかけたそうだ。前シーズンにTリーグデビューを果たしている青木選手が少し逞しく映った。

後輩たちが試合している最中のベンチでは、大きな声を出して後輩たちを応援、そしてアドバイスする先輩たちのいつもと違う姿があった。若手二選手はこれからも先輩選手に見守られながら、Tリーグで活躍していってくれるであろう。(Text by Ocan)
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著者プロフィール

日本ペイントグループ女子卓球チーム「日本ペイントマレッツ」は、2017年4月に誕生し、2018年に卓球のTリーグが発足すると同時にTリーグに参画しました。 世界で活躍できるトップ水準の選手育成と排出を目標に掲げ、各地域での子ども向け卓球教室の開催やこども卓球台の寄贈などを通じて「卓球」の魅力と可能性を広げ、更なる発展に貢献しています。また、卓球で“ヒト”と“ヒト”をつなぎ、ホームタウンである大阪の街や生活に活力と夢、彩を与えています。

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