ボートレース福岡（サマータイム制）の「プレミアムG1第38回レディースチャンピオン」（8月7日～12日開催）が12日に終了した。優勝戦は1号艇の遠藤エミ（滋賀出身・滋賀支部36歳）【写真3枚】が快勝。1コースからコンマ11の好スタートを決めて1マークを先マイし、他艇につけ入る隙を与えず逃げ切った。2着に2号艇の渡邉優美（福岡出身・福岡支部）、3着に3号艇の櫻本あゆみ（栃木出身・群馬支部）が入り、3連単1-2-3で950円の3番人気決着となっている。

　勝った遠藤は2021年浜名湖大会と2023年津大会に続いて、2大会連続3回目のレディースチャンピオン優勝。2連覇は大会史上4人目の偉業となった。

　遠藤はこの優勝で賞金1300万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日2位から1位に浮上した。また今年の獲得賞金を4352万900円まで一気に伸ばし、男女全体の賞金ランキングも前日58位から21位まで急上昇。グランプリ出場ボーダー（※現在18位は4579万円）まで約226万円差に迫ってきた。

　遠藤は2022年にSGボートレースクラシックで史上初の女子レーサーによるSG優勝を達成し、同年にこれまた女子史上初のグランプリ出場を果たしている。今年は2年ぶり2回目のベスト18入りをめざすことに。まずは次々節の丸亀SGボートレースメモリアル（8月27日～9月1日開催）が大一番になってきそうだ。

　優勝戦2着の渡邉優美は賞金490万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日3位から2位に浮上し、クイーンズクライマックス出場はほぼ当確となった。また男女全体の賞金ランキングでも41位まで上がってきており、SGチャレンジカップやSGグランプリシリーズへの出場が射程圏に入っている。

　優勝戦3着の櫻本あゆみは賞金350万円の大きな上積みに成功。今年の女子賞金ランキングは前日29位から15位まで急上昇した。櫻本はレディースチャレンジカップには1回（2021年）出場しているが、クイーンズクライマックス出場はまだない。この価値ある優勝戦3着でベスト12ボーダー（※現在13位は約1975万円）まで約28万円差に急接近しており、クイーンズクライマックス初出場へ夢が広がってきた。


【2024年女子賞金ランキング】（8月12日、終了時点）
1位　遠藤　エミ　43,529,000円（優勝戦1着）
2位　渡邉　優美　33,614,866円（優勝戦2着）
3位　浜田亜理沙　33,243,166円（優勝戦6着）
4位　三浦　永理　29,125,000円
5位　守屋　美穂※28,014,000円
6位　細川　裕子　27,607,999円（優勝戦4着）
7位　平山　智加　24,999,866円
8位　海野ゆかり　23,512,000円
9位　宇野　弥生　23,074,932円
10位 藤原　菜希　22,447,000円（優勝戦5着）
11位 長嶋　万記　19,912,000円
12位 平高　奈菜　19,824,500円
13位 清埜　翔子　19,746,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 松尾　夏海　19,531,000円
15位 櫻本あゆみ　19,466,066円（優勝戦3着）
16位 岩崎　芳美　19,267,500円
17位 川野　芽唯　18,831,982円
18位 西橋　奈未　18,806,000円
19位 寺田　千恵　18,722,732円
20位 平田さやか　18,696,464円
21位 落合　直子　18,443,333円
22位 實森　美祐　17,841,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
23位 田口　節子　17,764,000円
24位 廣中智紗衣　17,077,000円
25位 日高　逸子　17,072,848円
26位 今井　裕梨　16,720,398円
27位 大瀧明日香　16,702,000円
28位 向井　美鈴　16,589,982円
29位 関野　　文　16,159,666円
30位 深川麻奈美　16,000,999円
（※守屋美穂はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外）

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