【ラグビー/NTTリーグワン】ゲームキャプテンの決意と覚悟。 「絶対にチャンスはある」 <クリタウォーターガッシュ昭島>

クリタウォーターガッシュ昭島 中尾泰星選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

NTTリーグワン2023-24 D2/D3入替戦の第2戦。クリタウォーターガッシュ昭島(以下、WG昭島)は、AGFフィールドに、日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)を迎えて、ディビジョン2昇格を懸けた最後の決戦に臨む。

第1戦のビジターゲームを19対37で落としたWG昭島が昇格を果たすためには、19点差以上をつけての勝利、もしくは、3トライ差以上をつけて勝利し、ボーナスポイントを手に入れる必要がある。いずれも挑戦者にとっては厳しい条件ではあるが、下を向く選手は誰一人いない。

最終決戦を前に、チームを鼓舞するのは、今季の途中からゲームキャプテンを務めることが増えた中尾泰星だ。大分舞鶴高校、同志社大学でもキャプテンを務めた経験があるだけに、キャプテンシーには長けている。

「キャプテンになったからといって、やることは変わらないです。“チームのために”と、考え過ぎるよりも、まずは自分にフォーカスして、いいプレーをしようと心掛けています」

ワイクリフ・パールー ヘッドコーチからゲームキャプテンに指名されたという中尾泰星だが、シーズン序盤は控えから出場が続いていた。いま思えば、そのときの時間が生きていると言う。

「(途中出場のときは)自分からボールをもらいに行って勝負をしてみたり、相手が疲れているときにジャッカルにチャレンジしてみたりと、思い切ったプレーを選択できました。それが積み重なって、いいイメージがつかめるようになって、スタメンで出場するときも、無意識にそういうプレーができるようになったと思います」

D2昇格に向けて、中尾泰星の胸にあるのは「逆転」の2文字だ。

「先週の試合も、スクラムでは勝っていたと思っています。アタックでも、ウチの強みであるウイングに相手が苦労していたのは分かったので、絶対にチャンスはあると思います」

むき出しの闘志が逆転への扉を開くカギとなるか。2年連続の顔合わせとなった両チームの運命はまもなく明らかになる。

(匂坂俊之/Rugby Cafe)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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