G.G.佐藤が教える石垣島の名店は? 選手間で代々伝わる“至極の焼肉店”
観光地としても人気の高い沖縄は、2月の平均最高気温が19度と過ごしやすく、真冬の厳しい寒さから一時的にでも離れられるのは、ささやかな喜びだったりします。そして、はるばるキャンプ地に来たのなら、沖縄の観光や食も大いに楽しみたいものです。
そこで、パーソル パ・リーグTVでもお馴染みのG.G.佐藤さんに、千葉ロッテの春季キャンプ地・石垣島の思い出や、プライベートでもよく遊びに行くという沖縄本島のおすすめを聞きました。
「また行きたいね」と家族でかたりぐさになる焼肉屋が、石垣にはある
「2014年は一、二軍共に石垣島キャンプということで、とてもうれしかったことを覚えています。宿舎はリゾートホテルで豪華だし、休日には川平湾や竹富島へ観光に行って楽しんでいたと思います」とG.G.さん。
「選手時代の楽しみは休日前の食事ですからね。福浦(和也)さんに連れて行ってもらった石垣牛の焼肉屋がめちゃくちゃ旨くて、妻と、『あそこのお肉は美味しかったよね』と今でもかたりぐさになるくらいなんですよ」
イタリア球界在籍中はビステッカ(Tボーンステーキ)に舌鼓を打ち、今回もいくつもの沖縄の名店の名を挙げたG.G.さんが、手放しで褒めた焼肉店。それが〈石垣島きたうち牧場 美崎店〉でした。
沖縄名物・泡盛も、キツいキャンプを乗り切るための“ガソリン”になっていた様子。
「西武時代は一滴も酒を飲まなかったのに、イタリアで(ワインにハマり)心のコルクが開いたみたい(笑)」と、同僚の選手らと泡盛を心ゆくまで嗜んだと言います。
「お酒が強かったのは、塀内、それからサブローさん。泡盛をロックで飲んていたら、『原酒で飲め』と現地の人に怒られたのもいい思い出です……」
2014年当時はあまり観客の人数が多くなかったとG.G.さんは言いますが、今ではキャンプ地の賑わいもニュースになってきました。応援が力になるのは今も昔も一緒。一軍の席と開幕ダッシュに燃える選手たちを間近で見て、その蒸気した背中を声援で押すという醍醐味はキャンプでしか味わえないものです。
沖縄本島ではアクティブに過ごすのが吉
「金武町のイーグルスのキャンプには興味がありますね。千葉ロッテの同僚で一緒にプレーしてきた今江新監督がどのようなキャンプとチーム作りをするのか注目したいです」
もしG.G.さんが沖縄キャンプへ行くなら、休暇を取ってでも必ず立ち寄りたいおすすめの場所があると言います。それが意外と那覇空港の近く。
「瀬長島海岸でSUPして、オーシャンビューの〈琉球温泉 龍神の湯〉で飛行機の離発着を見ながらリフレッシュ。トドメに琉球の風を感じながら〈ブルーシール〉のアイスを食べてください!」
各選手の立場を理解して見てみると、キャンプはよりおもしろくなる
「各選手の立場を踏まえて見るといいのではないでしょうか。この選手はレギュラー狙いで早めに仕上げているとか、ベテランだから調整はゆっくりだなとか。中堅以上のレギュラーが約束されていない選手になると勝負をかけてきているため、必死に取り組んでいる様子も感じられると思います。各選手それぞれ自分の立ち位置があると思うので、そこを理解してキャンプを見てみるとおもしろくなるかもしれません。例えば安田尚憲選手がベテラン風にやっていたら、ファンの皆さんから“喝”を入れてほしいなと思います(笑)」
キャンプの出来は、その1年を占うと言われています。単なる技術向上や鍛錬の場ではなく、「キャンプの1カ月はこの1年の方向性を決める大事な期間」とG.G.さんは話します。
「(元ライオンズの)辻監督が優勝した年は、キャンプ初日からスタートダッシュをかけるということを言ったらしいです。なぜかというと、若い選手が多かったからスタートダッシュが決まって、波に乗ったら強い。それを受けて選手たちは初日から気を引き締めて調整したそうです。監督やコーチがキャンプをどのように過ごすかというメッセージは大事になっていきます。肉体的にもチームの精神的にも大事になってくるでしょう」
そのうえで、最後にG.G.さんが今季注目するマリーンズの選手を上げてもらいました。
「ルーキーの上田希由翔選手。ホームランバッターということで早くキャンプで見てみたいです。あとは新加入のソト選手やポランコ選手にも注目したいです。だいぶ攻撃陣にも厚みが増したので楽しみですよね。あとは、荻野貴司選手が怪我しないように。毎日ファンは手を合わせて願いつつ、キャンプで見守ってください!」
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