【BOATRACE】三国チャレンジカップ開幕!グランプリへラスト勝負 50%超モーターは中田竜太と原田幸哉

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 福井県坂井市三国町のボートレース三国で「SG第26回チャレンジカップ」(優勝賞金3400万円)が21日、開幕する。今年は選手賞金額が全体的にベースアップされた影響で、例年と比較してグランプリ進出ボーダーは高めになる。

 現在の賞金ランク18位は、篠崎元志の6550万円(21日朝時点)。ただ優出2着でグランプリ出場に手が届く29位・原田幸哉との差は827万円ほどで、今回出場するメンバーでは16位の吉田拡郎から29位の原田までは優出がグランプリへの最低条件と見込まれ、僅差で勝負駆け選手が密集している。さらに、グランプリ2ndからの発進がかかる賞金ランク1~6位の攻防もかなり激烈。すでに1億円を突破している選手が5人(3位石野貴之はF休みで不出場)、6位の濱野谷憲吾が9923万円、7位の桐生順平も9812万円で大差なく続いている。

 SGの初日メイン12Rは、10月末時点の賞金ランクベスト6によるドリーム戦。枠番、メンバー、21日朝時点・直近の獲得賞金と順位は次のとおり。

<三国 初日 12R ドリーム戦>
1枠 峰  竜太(佐賀) 1億3241万円 2位
2枠 馬場 貴也(滋賀)1億3466万円 1位
3枠 磯部  誠(愛知)1億0677万円 4位
4枠 茅原 悠紀(岡山)1億0294万円 5位
5枠 桐生 順平(埼玉)  9812万円 7位
6枠 濱野谷憲吾(東京)  9923万円 6位
※()内は支部

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 ドリーム組の気配をまとめてみた。まずは2連対率7位の22号機を引いた峰竜太(佐賀支部38歳)【写真上はドリーム6人・右端が峰】だが、実は近況、数字ほど活発な動きを見せていないモーター。2節使用を控えていたことから、SG用として待機していたとも考えられるが、現状はいきなり◎が付くような動きではない。もっとも峰の調整力で即、本格化の可能性は否定できないが、峰絶対というムードでないのも確か。初日はあまり風が強くない予報だが、仮に初日以外でも追い風(北からの季節風)が強くなった時、どこまで対処できるか。そこでモーターの本質が判明しそうだ。

 峰以外のドリーム組も、前検から◎の動きは見られなかった。強いて挙げれば、今年の当地周年で優勝するなど、三国と抜群の相性を誇る磯部誠に一変の可能性がある。数年前から当地では調整の方向性がドンピシャで的中。軒並み好成績を残してきた。シリーズ序盤から出足関係に◎が付くかもしれない。

 今節出場のモーターは、もちろん2連対率上位機を選抜。その中で2連対率トップ51.4%の36号機を引き当てたのは中田竜太(埼玉支部35歳)【冒頭の写真・中央】だ。使用最近4節は全て優出。内指向の石川真二や赤岩善生、地元の武田光史だけでなく、松下直也も節間安定した着順を並べた。三国で大敗しない出足・行き足のしっかりしたタイプで、2枠に組まれた初日6Rはダークホースとして注目したい。

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 原田幸哉(長崎支部48歳)【写真上】の72号機も2連対率50.0%。こちらは乗り手を選ばず賞典入りしている点が評価できる。基本的に回転が上がりやすいモーターか。まだ調整途上だが原田自身、優出は絶対に外せない立場だけに、調整を合わせてきたら自慢のスタート攻勢で恐ろしい存在になりそうだ。初日は7Rの1枠と絶好。

 最後に最大の台風の目として山口剛をピックアップしておきたい。秋口から怒濤(どとう)の攻勢を見せて賞金ランク11位まで駆け上がった旬な男。初日は3、8Rに出走と調整の時間にそれほど余裕はないが、引いた67号機は使用直近2節で岡部大輔、太田和美がともに優出3着。いずれもストレート中心に力強さを感じた。強攻派の山口なら、モーターの魅力を最大限に生かせそうだ。

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