久保は途中出場、レアル・ソシエダはロスタイムのゴールでアルメリアを下す

レアル・ソシエダ
チーム・協会

【©︎RealSociedad】

セットプレーからの3発で勝利を手繰り寄せる

 ラリーガ第13節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は敵地アルメリアに乗り込んだ。今季未勝利の相手に3試合ぶりの勝利を取り戻したいこの試合。サディクにとってはラ・レアル加入のきっかけとなる活躍をした古巣に乗り込んでの一戦となった。

 中2日の過密日程の中、イマノル監督は先発メンバーを4人入れ替えてピッチへと送り込んだ。かつて得点を量産したホームで先発を果たしたサディクは序盤から積極的にゴールへと向かう。12分左足のシュートはポストへ。ラ・レアルのポゼッションは60%を超え、試合をコントロールするが、枠内へのシュートが打てないまま時間が過ぎていく。

 決定機を作り出せない中、36分にはこの日ベンチスタートとなった久保、メリーノへのウォーミングアップの指示が出る。前半終了間際、この日一番の見せ場が訪れた。サディクがPA外から強烈なミドルシュートを放つが、これはGKに防がれる。スコアレスで後半へ折り返した。

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 イマノル監督は後半開始から久保、メリーノを投入、勝利を目指す。58分、トゥリエンテスがネットを揺らすが、VARの判定によりハンドがあったとしてゴールが取り消される。その直後62分、ついに先制点。ザハリャンのコーナーキックをアリツが角度を変え、ファーサイドのオヤルサバルがゴールに蹴り込み今季公式戦9得点目。絶好調の主将がチームを牽引する。

 76分、ホームのアルメリアが意地を見せる。ラ・レアルのミスを見逃さず、高い位置でボールを奪取。一度はレミロに弾かれるが、こぼれ球を押し込み1-1の同点。今季何度も経験した終盤の同点弾。だが今日のラ・レアルはアディショナルタイムに意地を見せる。90分のアルメリアのハンドで得たPKをC・フェルナンデスが決め再びリード、さらに95分には久保のコーナーキックをアリツが再び角度を変え、ファーサイドのスビメンディが豪快なヘッド。スコアを1-3とする。

 10分あったアディショナルタイムを乗り切り、敵地で勝ち点3を獲得したラ・レアル。3試合ぶりにラ・リーガでの勝利を取り戻し、国際Aマッチデーでの中断期間を迎えた。次戦は11月26日、ホームにセビージャを迎える。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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