ラリーガ EA SPORTS 、第13節プレビュー
なおEURO2024予選のコソボ対イスラエル戦が11月12日(日)に開催される関係で、コソボ代表FWヴェダト・ムリキを擁するマジョルカとカディスの一戦は11月29日(水)に延期されている。
5試合が組まれている11月11日(土)の1戦目はラージョ・バジェカーノ対ジローナ。ジローナは前節オサスナを4ー2で撃破。翌日にレアル・マドリーが引き分けたことで単独首位に浮上した。ラージョはそのレアル・マドリーと引き分け、不敗記録を8試合に伸ばしている。選手として、監督としてラージョで活躍したジローナのミチェル監督にとっては、真価が問われる一戦となりそうだ。
土曜の2戦目はアルメリア対レアル・ソシエダ。レアル・ソシエダは前節バルセロナ戦のショッキングな敗戦により7位に後退したものの、水曜のチャンピオンズリーグではベンフィカに圧勝。2試合を残して決勝トーナメント進出を決めている。一方のアルメリアは泥沼の4連敗中。今季初勝利が遠い最下位チームとのアウェー戦は、上位争いに踏みとどまりたいレアル・ソシエダにとって勝利が必須の一戦となる。
現地時間18時半にはグラナダ対ヘタフェ、オサスナ対ラスパルマスの2試合が組まれている。いずれも連敗中のホームチームに対し、アウェーの側が上り調子で迎える一戦。ヘタフェは引き分けが5試合続いた後、前節カディス戦で久々の勝利を手にしたばかり。前節アトレティコ・デ・マドリーを破ったラスパルマスはここ5試合で4勝を挙げており、共にホームでは1勝しかできていないグラナダとオサスナは厳しい戦いを強いられそうだ。
11月12日の1戦目はバルセロナ対アラベス。バルセロナは前節レアル・ソシエダ戦を土壇場のゴールで制したものの、火曜のチャンピオンズリーグではシャフタール・ドネツク相手に完封負けを喫した。エル・クラシコに敗れて以降の2試合はいずれも低調な内容に終始しており、シャビ・エルナンデス監督はとりわけ攻撃面で早急な立て直しを強いられている。
今週末のラストゲームは日曜夜に行われるアトレティコ・デ・マドリー対ビジャレアル。アトレティコは前節ラスパルマスに敗れる波乱があったものの、火曜のチャンピオンズリーグではセルティックに6ー0で大勝。ホームでの連勝記録を16戦まで伸ばしている。一方、不安定な戦いが続くビジャレアルは金曜にホセ・ロホ・マルティン “パチェタ” 監督の解任を発表。今節は暫定体制で臨むことになった。
ディエゴ・シメオネ監督にとってビジャレアルは最も相性の悪いライバルの一つで、これまで22度の対戦で7勝しか挙げておらず、ホームでは3シーズン連続で勝ち点3を逃している。今節を前にクラブと交わした2027年までの契約更新を祝うためにも、苦手意識を払拭する勝利が欲しいところだ。
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