バルサの新星ラミン・ヤマル、21世紀の最年少アシストを記録
8月27日に行われたラリーガ EA SPORTS 第3節、3ー4の撃ち合いが繰り広げられたビジャレアル対バルセロナでは、世界レベルのスター選手が多数共演した。しかし、この一戦でベストプレーヤーに選出されたのは彼らのいずれでもなく、この試合がトップチームでの出場4戦目となる16歳のラミン・ヤマルだった。
16歳と45日で記録したこのアシストは、チームメートのアンス・ファティがマークした16歳318日を上回る、21世紀におけるラリーガ EA SPORTS の新たな最年少アシストとなった。
スペインフットボール史に名を刻むアシストに加え、この試合でヤマルはドリブル突破成功3回、成功パス34本(37本中。成功率92%)、被ファウル2回、タックル成功1回、インターセプト1回といった数字を記録している。
何よりレバンドフスキの5本に次ぐ4本のシュートを放ち、そのうち2本がゴールポストを叩いている。そのうちの1つはマルコス・アロンソとの細かなパス交換でペナルティーエリア手前中央の狭いスペースに侵入し、複数のDFの手前から狙った技ありのシュートだったが、惜しくも右上のポストに弾かれた。
3ー3で迎えた71分のプレーは圧巻だった。ペナルティーエリア内を右から中央に鋭いドリブルで切れ込み、左足を一閃。ニアポストを強襲した鋭いシュートはGKフィリップ・ヨルゲンセンの指先をかすめて右ポストの内側を叩き、跳ね返りを押し込んだレバンドフスキの今季初ゴールが4ー3とする決勝点となった。
それはシャビ監督も同じだ。試合後の記者会見で、指揮官は次のように語っている。
「彼は規格外だ。皆を驚かせ、成長し続けている。今日の試合で示した成長ぶりには感銘を受けた。先発起用したのは違いを生み出せる選手だからだ。ピッチ上の彼はほぼ常に正しいベストな決断を下す。16歳になったばかりの選手としては驚くべきことだ。長くバルサでプレーしてもらいたい。一時代を築ける選手だと思っているが、冷静に扱っていかなければならない」
まだ若い彼の成長は我慢強く見守っていく必要があるのは確かながら、わずか4試合のプレーで多くの人々を魅了した彼が、周囲から大きな期待を受けることは避けられないだろう。
ヤマルは今年の4月29日、4ー0で制したベティス戦でガビに代わってピッチに入り、クラブの最年少記録を更新する15歳と290日でのラリーガ EA SPORTS デビューを果たした。
父はモロッコ、母は赤道ギニア出身の移民で、自身はカタルーニャ州マタローで生まれ育った。6歳からバルセロナの下部組織でプレーしてきたが、パンデミックで活動が制限された時期もあったため、11人制の試合は3シーズンしか経験していない。それでいて世界有数のDFがそろうラリーガ EA SPORTS のピッチで見せる堂々たるプレーぶりには驚かされるばかりだ。
ビジャレアル戦後のインタビューで、ヤマルはこう語っている。
「ありがたいことに、怖いと思うことはないんだ。そういうことは忘れてプレーするよう心がけている。母は自分が先発すると知ると心配になるみたいだけど、大きな支えになっているよ」
デビューからわずか4試合で、早くもヤマルは世界有数のビッグクラブに勝利をもたらす活躍を見せた。家族やチームメート、監督スタッフに支えられ、ファンの愛情も勝ち取った16歳の未来には、無限大の可能性が広がっている。
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