【物語りVol.67】岩崎 優 アスレティックトレーナー「練習を続けられるかどうかのジャッジを行う」
【東芝ブレイブルーパス東京】
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【物語りVol.67】岩崎 優 アスレティックトレーナー
2年時には早くも東芝とのつながりを持つ。
「バスケットボールの東芝ブレイブサンダースに、実習の立場でお世話になりました。専門学校卒業後も1年目はインターンで、2年目は契約社員の立場で働かせていただきましたが、実習の延長線上でした。そのあとにまた専門学校へ行こうと思っていましたので、そういうことも考慮されてそのような契約になりました」
スポーツのトレーナーとして第一線で活躍する人材は、複数の専門学校で学ぶケースが少なくない。ブレイブサンダースでの実習を続けながら、岩崎もふたつ目の学びの場所へと向かった。
「トレーナーの専門学校ではトレーナーの資格しか取れないので、医療従事となるために鍼灸、柔整、PTなどの資格を取りにいく人がいます。僕は鍼灸を選んで、日本鍼灸理療専門学校へ行きました。ウチのトレーナーは、みんなこの専門学校の卒業生です」
専門学校2年時には、転機が訪れる。バスケットボールから離れ、ラグビー界へ飛び込んだ。
「ブレイブルーパスのスタッフに入れ替わりがあり、トレーナーのマンパワーが足りないので誰かいないかということで、誘っていただきました」
【東芝ブレイブルーパス東京】
「練習中はグラウンドでケガがあったときなどに応急処置をしたり、練習を続けられるかどうかのジャッジをするのが、僕のメインの仕事です。それプラス、トレーニングが終わったあとの治療ですね」
40数人の選手に対して、トレーナーは3人だ。必然的に、仕事量は多くなる。
「練習前のミーティングが始まる1時間前には、クラブハウスに来るようにしています。そこから選手たちにテーピングを巻いたり、超音波治療器の使いかたを教えたりします。試合中はベンチに入って、選手たちが飲む水の用意をしたり、ドクターが治療をする際のサポートなどをしています」
【東芝ブレイブルーパス東京】
「トレーナーの仕事って何なのだろうと、最近考えるんです。いまはたまたまそういう時期で、明確な答えが出る時期が来るかもしれませんが……。チームが勝つことが一番だと思っていますけれど、僕が何かをしたからチームが勝つわけではない。やり甲斐はと言えば、選手が試合に出る、出ないに関わらず、長期離脱をすることもなく、痛みなくプレーしてくれるのが、自分の立場では一番でしょうか」
遠慮がちに言いながらも、声は明るい。仕事との向き合いかたで悩むことがあっても、チームのためにハードワークするスタンスは変わらないのだ。
(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)
【東芝ブレイブルーパス東京】
東芝ブレイブルーパス東京 試合情報
プレーオフトーナメント出場(4位以上)に向けて負けられない戦いが続きますので、皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
【試合情報】
NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 第15節
東芝ブレイブルーパス東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ
日時:4/14(金)19:00キックオフ
会場:秩父宮ラグビー場(東京)
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