【仙台vs A東京】得点力向上を目指す両者…仙台は立ち上がりに得点を重ねることができるか

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■仙台89ERSvsアルバルク東京(@ゼビオアリーナ仙台)

3月8日19時5分

 前々節に連敗した仙台89ERSは、前節も秋田ノーザンハピネッツとの“東北ダービー”でGAME1は今シーズン3番目に少ない56得点で敗れたが、GAME2は秋田を61得点に抑えこみ、2月の4戦全敗を免れた。GAME1で11本奪われたオフェンスリバウンドをGAME2では4本しか許さず、第4クォーターの勝負どころでは青木保憲が得点面でもチームを引っ張った。Bリーグ初年度に挙げた14勝まであと2勝。中断期間が明けた3月は、まずこの更新を狙いたい。

 一方、アルバルク東京は前節、島根スサノオマジックに連敗。GAME1を67得点に封じられると、GAME2は59得点とさらにダウン。2戦ともにフリースロー試投数とオフェンスリバウンドは通常と同等以上の数字だったが、GAME2に関してはターンオーバーが増えた上、普段は試投数の少ない3ポイントシュートを多く打ち、その成功率が低かった。東地区首位の千葉ジェッツと4ゲーム差がついたということもあり、特にこの3月の7試合は1つも落としたくない局面だ。

 6シーズンぶりに顔を合わせた第5節は、仙台が今シーズンの最少得点を記録。前半の2つのクォーターがいずれも9得点止まりだっただけに、仙台としては立ち上がりのオフェンスがカギになりそうだ。ラショーン・トーマスの復帰は近づいているが、それを待たずにベイリー・スティールが退団。高さの不利をどうカバーするか、藤田弘輝ヘッドコーチによる戦略面の工夫もより大きな意味を持つことになる。

文=吉川哲彦

■ロスター

・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寺澤大夢
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス※インジュアリーリスト
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス※インジュアリーリスト
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉
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