芦屋の開設70周年記念28日開幕 レジェンドも推す羽野直也に期待

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【(C)BOATRACE 羽野直也】

ボートレース芦屋の「GI読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設70周年記念」があす28日開幕する。最終日は3月5日(日)。春の到来を告げるのは誰か、注目の一戦である。

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初日のドリーム戦(上図参照)、1号艇は峰竜太。中堅モーターが相方ではあるが、当然人気の中心となるだろう。
また、2日目ドリーム戦1号艇(予定)の瓜生正義も初日は3Rと10Rの2走から始まり、主軸となる可能性が高い。

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戦いの舞台芦屋は屈指の静水面(上図参照)。1マークのバック側に葦(アシ)の群生があり天然の消波装置となっている。そのため走りやすくスピードとテクニックに秀でた者が有利だが、G1レースはいずれもツワモノぞろい。混戦必至とみていいだろう。

【(C)BOATRACE 羽野直也】

しかし、そんな中で注目されるのが羽野直也(福岡支部27歳)【写真2枚】。
昨年、若松周年(3月)と平和島周年(10月)を制したことでグランプリ(大村)に初出場。トライアルセカンド最終戦は大激戦となりファイナル進出にはわずかに届かなかったが、大いに存在感を示したといえる。

そのグランプリで優勝したのは白井英治。表彰セレモニーには今村豊さんの姿があったが、そのレジェンド今村豊さんが推すのが羽野直也だ。
「これから期待できるし、期待したいレーサー」というのである。

迷いなき果敢な戦いを追求してきた今村豊さんにとって、羽野直也の「的確な瞬時の判断」や「思い切りの良さ」が魅力なのだという。

そして、努力を怠らず精進してきた点も大きい。

新人時代から、その高いポテンシャルが評価されていたが、それを証明するかのように2017年10月にG1初タイトルを手にする。大村周年記念だった。
当然のことながら「羽野フィーバー」の様相となり多くが持ち上げたが、あにはからんやスランプに陥ってしまう。
モーター出しで苦戦続きとなったのだった。

その雌伏の期間、腐ることなく地道に努力した結果、2021年9月の徳山ヤングダービーV。優勝の瞬間の大粒の涙が苦しさを物語っていた。
そしてそれが昨年の活躍につながったのだ。

レジェンド・今村豊さんをして期待してしまうほどの逸材だが、決しておごることも卑下することもない羽野直也。その勝負の姿勢に期待したい。
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