えどりくへいこう!Vol.4〜えどりくへの道・其の参〜「スタンド裏から愛を込めて」 編

チーム・協会

【セーヌ川河畔ではありません。左近川河畔です。】

オレンジに塗りつぶせ!

ビジター3連戦で幕を開けたスピアーズのNTTジャパンラグビー リーグワン2022‐23。
無敗で迎えた待望の「えどりく3連戦」は開幕戦でオレンジ戦士との一体感を味わい、
第2戦の「BLKスペシャルマッチ」で黒スピアーズのクールなカッチョ良さに震え、
第3戦「えどスピSDGs」では白スピアーズがドラマチックな激戦を制す…。

こんなきらめき驚き色とりどりのえどりく三番勝負を3連勝で乗り切ったスピアーズ。
黒いジャージでも白いジャージでもえどりく不敗神話は止まらないHa〜Ha!
と、思わずタオルを放りたくなるテンションで迎えるえどりく2月シリーズ!!

過酷な6連戦のスタートとなるこの一戦、楽しまなくてどうする!

さぁ、今週もえどりくへいこう!

えどりく散歩

というわけで、今回の「えどりくへの道」は知る人ぞ知る「裏えどりく」を
TJさながらお散歩気分でご紹介…ってTJって誰?

そう、TJ。 高田純次です
ラグビー界で「TJ」と言えばペレナラだけど、散歩界で「TJ」と言えば高田純次一択。
そんな気分で気楽にのん気に気の向くままに。裏えどりく散歩、スタート。

気持ちが一つであることを感じずにはいられない。 【オフィス男気大陸】

裏じゃない。表だ。

江戸川区陸上競技場A.K.Aえどりくに集うオレンジアーミーの中には、バックスタンド観戦推し、というもアーミーも多い。かなり多い。そこには、バックスタンドこそメイン!裏こそ表!!逆もまた真なり!!!といったバックスタンドアーミーならではの美学哲学がきっとあり、おそらくそれは、着物の裏地に贅沢な生地を使っていた江戸っ子のDNAの名残に違いない(未確認)。

そんなぬくもりと一体感、時に江戸っ子気質溢れるバックスタンドの裏に広がっているのは左近寺川公園
流れる時間は穏やかで、映る景色は和やか。試合前も試合後も、不思議とふらり立ち寄りたくなるこの広場。実際に降りてきてみると、ついスクラムを組んでしまいたくなるようなスペースがあるのだが、ここはそう言う場所ではないので、心清らかに川面の光と水鳥の戯れを楽しんでほしい。

スクラム禁止。 【オフィス男気大陸】

あなたの知らないえどりく

えどりく内に足を踏み入れるとスイッチが入ってしまうのはオレンジアーミーの悲しい性(さが)。まずは自分の席を確認し、さらに一番近いトイレの場所もチェックするその目はオレンジアーミーというより川口浩探検隊。のん気なTJ散歩気分もどこへやら。このままスタジアム探検に切り替えだ!

気を抜いてはいけない。スタンドに足を踏み入れた瞬間から戦いは始まっている。試合前にはバックスタンド最上部からえどりく全体をチェックし、今日の試合ではなく「次の試合の観戦ポジション」の検討をしておこう。
より自分にマッチした観戦ポジション(略して“えどポジ”)を見つけることでスピアーズの試合ごとの進化・成長をより身近に感じることができるようになる!はず!

あなたの“えどポジ”はどこ? 【オフィス男気大陸】

えどポジ次第で試合前から大興奮 【オフィス男気大陸】

探検と言えば発見。発見と言えば驚きである。
このアットホームなえどりくにそんな驚きなんてないだろうと考える人も多いかも知れない。えどりくに慣れ親しんだアーミーであればなおのこと。

でも、驚きはいつだって、どこにでもある。

例えばこんな可愛いサプライズ↓

スクラムの基本は壁押しから。 【オフィス男気大陸】

未来のオレンジ戦士を見て思わず涙がこぼれそうになったら、空を見よう。
チームフラッグが「やれんのか、おいっ!」と、闘魂注入してくれるに違いない。

なんだか誇らしい気分になるのは私だけではないはず。 【オフィス男気大陸】

楽しまなきゃMOTTAINAI !それがえどりく。

断っておくが、まだ試合開始前である。

オレンジ濃いめのアーミー集うバックスタンドの下に通路があることは実はあまり知られていない。この通路、特に制限が設けられているわけではないのだが、なんとなく漂う通行禁止感からか、使う人はあまり多くない。この通路にはトイレもあるので、これを知らないとMOTTAINAI。

スタンド下の「オレンジの洞窟」 【オフィス男気大陸】

ちょっとした発見に知的探究心をスパークさせてしまったあなた。
ここでその歩みを止めるのはMOTTAINAI。
せっかく時間もあるんだし、今日こそ行ってみようじゃないか、あの場所へ。

仲間が集う、あの場所へ!

と、こう書くと、オレンジ原理主義者だけが立ち入れるサンクチュアリ感が出てしまうが、決してそんなことはないと言うことをここでは強く言っておきたい。オレンジ果汁20%くらいのライトなアーミーはもちろん、純粋にラグビー観戦に来た人、ビジターチーム応援の人もみんなあの場所=オレンジアーミーフレンドシップエリアに入れます。
そう、ラグビーを楽しむ気持ちはみんな同じなので!

ビフォアマッチファンクション

目印は巨大スッピー。これがどれくらい巨大なのかと言うとルアン ボタ選手よりも大きい
ね?大きいでしょう?
合言葉はスッピー前。2023年、待ち合わせのシン・定番です。

「今どこ?」「スッピー前だよ」 【オフィス男気大陸】

遠慮なくどんどん遊びに来てくださいよ!
と呼びかけて見ても、入隊間もないアーミーやえどりく白帯の人たちからしてみたら、このスペースの前に横たわる「見えないハードル」が実に高い。例えるならば常連しかいない居酒屋の暖簾をくぐるのと同じくらいの勇気が必要と言えばわかりやすいだろうか。
でも、そこで一歩踏み出さないことほどMOTTAINAIこともない。

まずは、メッセージフラッグに想いを込めたり、選手ボードで一緒に写真を撮ってみたり。少しずつ、フレンドシップエリアの楽しみ方を見つけることをおススメする。

オレンジアーミー「約束の場所」 【オフィス男気大陸】

"常連"の皆様。例外なく良い人ばかり。 【オフィス男気大陸】

一筆入魂! 【オフィス男気大陸】

楽しむか楽しまないかは、あなた次第です。

今、これを読んで「え!えどりくってそんなところもあったの?MOTTAINAIことしたわ〜」と地団駄踏んでいるあなたに、この言葉を贈ります。

楽しいことはこれから先にある

そうです。これから楽しんでしまえばいいんです。

ピクニック気分もよし 【オフィス男気大陸】

こんな背中の男でありたい 【オフィス男気大陸】

橙一色。役満。 【オフィス男気大陸】

ツッコんだら負け。 【オフィス男気大陸】

心の準備はOKだ。
えどりくを楽しむ。えどりくで楽しむ。
でも、えどりくの奥深さはここではどうしても伝えきれない。
その伝えきれない部分はあなた自身の足で、ぜひ確かめてほしい。

さぁ、クボタスピアースを応援に…


えどりくへいこう!



文:若鍋聡志

スタンド裏から愛を込めて 【オフィス男気大陸】

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著者プロフィール

〈クボタスピアーズ船橋・東京ベイについて〉 1978年創部。1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備。2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からトップリーグの常連として戦ってきた。 「Proud Billboard」のビジョンの元、強く、愛されるチームを目指し、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23では、創部以来初の決勝に進出。激戦の末に勝利し、優勝という結果でシーズンを終えた。 また、チーム強化だけでなく、SDGsの推進やラグビーを通じた普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進している。スピアーズではファンのことを「共にオレンジを着て戦う仲間」という意図から「オレンジアーミー」と呼んでいる。

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