9月、下関ルーキーシリーズで初V 5000番台勝率トップで突っ走る定松勇樹

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【(C)BOATRACE 定松勇樹】

ボートレーサーには固有の番号として「登録番号」が与えられている。
「通し番号」のそれによって、プロとなった総人数を把握しやすい利点がある。
当然のことながら年々増え続け、今は5000番台だ。

ちなみに、節目の番号は以下のとおり。
1000番 大西憲二郎さん(香川)
2000番 高橋 一夫さん(愛知)
3000番 二宮 眞人さん(香川)
4000番 松本 博昭(84期・広島)
5000番 岡本翔太郎(121期・山口)
時代は間違いなく変遷している。

では、5000番台の最新動向はどうだろうか。チェックしてみた。
2023年前期級別の基本となる2022年5月1日からの勝率(期末は10月31日)である。9月29日時点でトップは、6.87の定松勇樹(登録番号5121)、2番手に6.71で澤田尚也(登録番号5017)、3番手は6.68の中村日向(登録番号5043)となっている。

この中で最も実績あるのが澤田尚也。現在2期連続でA1としているばかりか、今年はここまでV2(5月の常滑と8月の三国ルーキーシリーズ)をマークしている。
現在A2の中村日向は、その前の期にA1だった。優勝こそないものの、デビュー4年半ほどで通算14優出は立派である。

【(C)BOATRACE 定松勇樹】

しかし、この2人以上に輝いているのが125期養成所チャンプの定松勇樹(佐賀支部21歳)【写真2枚】だ。
8月末から9月初旬に行われた児島のG2モーターボート大賞で初の特別競走を経験。いきなり初日に勝利を飾って存在感を示した。
そのシリーズは、優勝戦で転覆のアクシデントがありながらも節間2勝を挙げ、急成長を印象づけている。
その勢いが下関のルーキーシリーズ第15戦での初優勝につながったといっていい。
チルトを2度に跳ねての4コースまくりだった。

表彰式に立ち会ったレジェンド・今村豊さんは日ごろから若手のまくりを期待しているが、「ルーキーの戦いらしくいいレースでした。努力を惜しまなければSG戦線で活躍してボートレース界を背負っていける選手になると実感した」と賞賛していたのが印象的だった。

師匠の峰竜太をして「モノが違う」といわしめた佐賀の21歳が5000番台No.1の勝率で初のA1昇格を果たしてほしい、と願うファンは少なくない。
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