第1戦：10月1日16時5分 第2戦：10月2日13時30分

　今シーズンのダークホースと目されるチームが開幕節で激突。好スタートを切って勢いをつけるためにも、双方にとって大事な戦いとなる。

　積極補強で一昨シーズンから大きく勝率を伸ばした広島ドラゴンフライズは、今シーズンもドウェイン・エバンスという目玉移籍を実現。ニック・メイヨや辻直人らが居並ぶオフェンス面はさらに厚みを増した。ここにケリー・ブラックシアー・ジュニアとジャスティン・バルタザール、上澤俊喜がどう絡んでくるか、司令塔の寺嶋良がどのようにコントロールするかという点が興味深い。

　横浜ビー・コルセアーズも昨シーズンは青木勇人ヘッドコーチ再登板で、Bリーグ開幕以降最多の22勝を挙げた。今シーズンはその基盤にさらなる上積みを図るため、少数精鋭体制にシフト。新加入のチャールズ・ジャクソンとデビン・オリバー、赤穂雷太の働きは当然ながら大きなポイントとなってくるが、2シーズン連続で特別指定選手として途中加入した河村勇輝がプロに転向し、今シーズンは開幕からフルシーズン戦うことが何よりも大きく、特にオフェンス面の進化に期待が持てる。

　昨シーズン開幕スタートダッシュに成功した広島は、今シーズンも同様のスタートを切りたい。カイル・ミリングHCが元来重視するディフェンスで、縦横無尽な河村の動きを止めることが特に重要となるだろう。マッチアップが予想される寺嶋と上澤に加え、青木保憲の粘り強いディフェンスも不可欠となるはずだ。

文＝吉川哲彦

・広島（HC：カイル・ミリング）
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
ドウェイン・エバンス
ジャスティン・バルタザール
佐土原遼
ニック・メイヨ

・横浜BC（HC：青木勇人）
パトリック・アウダ
河村勇輝
赤穂雷太
森川正明
チャールズ・ジャクソン
大庭岳輝
デビン・オリバー
森井健太
キング開
須藤昂矢
エドワード・モリス