下関の「ルーキーシリーズ第15戦」好発進 伸び盛りの砂長知輝に注目!
【(C)BOATRACE 砂長知輝】
ヤングレーサーらしくスピード戦が随所で見られたが、そのひとつが砂長知輝(埼玉支部22歳、125期)【写真2枚】の3コースまくり(4R)。コンマ08のスタートから攻め切っている。
「下関は初出走で朝からバタバタしてしまいました。明日からは落ち着いていきたいです。めざすのは1等にこだわるレース」と語っている。
そもそも砂長知輝の主戦場は4コースカド。鋭いスピード旋回で先頭に躍り出てくる。今年1月からきのうまでの4コース1着率は31.2%に及んでいる。驚異の値である。
2019年11月に戸田でデビューすると、一度も勝率を落とすことなく今期初めてA2級に昇格している。
そして、5月からの新期適用勝率を6.19(9日時点)まで上げているのだ。いま最も伸び盛りのレーサーが砂長知輝である。
【(C)BOATRACE 砂長知輝】
「数え切れないくらい通った…」そうだ。
当然のようにボートレーサーを志すようになり、「ほかを考えたことはなかった」という。天職に就いた幸せ者である。
「道中で競ることができる出足や回り足」を求めているというが、それには訳がある。
大好きなボートレースの映像をたくさん記憶しているからである。
直線の位置関係、ターン初動の向き、乗艇フォームなどが頭に刻まれている。
そして、自分ならどうするか研究し続けているのだ。
「好きこそものの上手なれ」というがその具現者である。
近況(5月から)の平均スタートタイミングはコンマ13。発順も2.7とスリットから負けない勝負スタイルを築きあげている砂長知輝…。その走りから目が離せない。
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