KMSKデインズ ベルギー2部リーグ 第2節 ヨング・ヘンク戦 試合結果|3-2

KMSKデインズ
チーム・協会

【(C) KMSK Deinze】

KMSKデインズは、ヨング・ヘンクとの今季ホーム開幕戦に勝利した。ダイナミックでエネルギッシュなヘンク相手に簡単な試合にはならず、デインズが2度リードするもヘンクが追いつく展開となったが、最後はこの日2点目を決めたDFキンテロの値千金の決勝点で勝利を勝ち取った。

シーズン最初のホームゲームは、いつも特別な瞬間。白石尚久監督は、RSCAフューチャーズ戦で引き分けた後、チームを仕上げてきた。一方ヘンクのハンス・ソマース監督は攻撃的でダイナミックなサッカーを展開し、デインズはヘンクのハイプレスに苦戦を強いられた。特にヘンクのディアワラとゴッツは試合開始直後から強い印象を与えた。

しかし前半10分、デインズが先制点を上げる。DFスターレンスが振り向きざまに強烈なサイドチェンジを起こし、深い位置にいたストライカーのデ・ベルデルがうまくボールを送り込む。ボールを拾ったFWファン・ラントシュートが、ヨング・ヘンクのGKをかわしてゴール下の隅にしっかりと流し込んだ。

一方ヘンクも前を向いてプレーを続けた。デインズGKオルトラがフリーキックで警告を受けたが、これはポストを直撃。しかし、その後間もなくヘンクの同点弾が決まった。開幕のリールセ戦でも好調だったゴッツがチームに得点をもたらした。ヨング・ヘンクが自分たちの力を示し、1-1で前半を折り返す。

【(C) KMSK Deinze】

後半は前半よりも期待感のあるスタートとなった。試合はスローペースだったが、前半同様デインズが先にリードを奪った。ベネズエラとのハーフであるスペイン人DFキンテロがヘッドでボールを押し込んだ。試合終了の20分ほど前、ヘンクのエタイビが重傷を負い、試合は10分ほど中断した。その後ヘンクは攻め続け、コーナーキックからディアワラが同点弾を決めた。

しかし後半ロスタイム、デインズDFキンテーロがコーナーキックからこの日2点目となるヘディングを流し込み、ホームでのデビュー戦を素晴らしい形で飾った。キンテーロはマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。チームは3-2で勝利し勝ち点3を獲得、来週は再度ホームでヴィルトンと対戦する予定だ。

【(C) KMSK Deinze】

白石尚久監督コメント
「コーチングスタッフも選手も新しい人が多い中で、チームにとって、とてもポジティブな勝ち点3となりました。プレシーズンでも5勝していますが、リーグ戦はまた違います。初戦は少し硬かったですが、今日は素晴らしい勝利となりました。攻撃面は改善しなければいけないことがたくさんあります。僕にとっては毎日が戦いですね、試合ではなく戦いです。ロッカールームの雰囲気もとても良く、勝つために毎日ハードワークするだけです。」


出場選手

先発:
GK:アドリアン・オルトラ
DF:テオ・キンテロ、アレッシオ・スターレンス、ケネス・シューマンス、クリストフ・ヤンセンス
MF:リアム・フレイザー、ガエタン・ヘンドリックス、ファン・ラントショート、ヨアヒム・カルセラ
FW:ディラン・デ・ベルデル、バフォデ・ダンソコ

途中出場:
ヤネス・ファンスターンキステ、アシュラフ・ブシャタウイ、ルソー・ド・ポーター
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著者プロフィール

1926年に設立されたベルギープロリーグ2部所属の歴史あるサッカークラブ。ホームタウンであるデインズ市は約4万5千人の人口を抱え、東フランダース地域にある富裕層が多く住む地域として知られています。2019-20シーズンにベルギープロリーグ2部への昇格を果たし、2021-22シーズンは4位(8クラブ中)でシーズン終了と健闘しました。新スタジアム建設計画を発表するなど、急成長を遂げているクラブです。2022年2月よりACA Football Partnersがオーナーとなり、グローバルレベルでの業務提携も積極的に進めながら、ビジネス及びスポーツ面でのさらなる発展を目指します。

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