【清水エスパルス マッチプレビュー】後半戦ホーム初勝利をサポーターに見せる!

清水エスパルス
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【S-PULSE】

アウェイ2連戦を2連続完封勝利で、IAIスタジアム日本平に戻ってくる。

前回のホームゲームは第23節鳥栖戦。80分にゴールを決められ1-3と厳しい状況から、北川航也、チアゴ サンタナのゴールで3-3に追いついた。この時の攻撃力は維持しながら、今はさらに勝負強さが増している。前半を無失点で抑え、後半は交代出場の選手を上手く使いながら流れを作って先制点、そして終盤に追加点を挙げる。ここ2試合で勝利の方程式を見つけてきている。

前節は、残留争いのライバルであるG大阪との対戦。「相手のファーストラインにプレスをかけることができず、少し守備の面で苦しんだ」とゼ リカルド監督が話すように、相手にボールを回される時間もあったが、守備陣が耐えて0-0で折り返す。すると、73分にベンジャミン コロリが豪快にゴールを決め、86分にはカルリーニョス ジュニオがクロスに合わせてネットを揺らした。

夏の移籍を経てさらに充実した攻撃陣は、向かうところ敵なしだ。カルリーニョスにクロスを入れたサンタナは、現在9ゴールでJ1得点ランキング3位タイにつけており、前節はゴールこそなかったものの、これでアシストは5となった。サンタナを中心とした攻撃陣は、どのような状況であっても得点を決めてくれるだろう。それが、守備にも好影響を与えている。「後ろが我慢してやれば点を取ってくれるという自信や安心感がある」と話すのは立田悠悟だ。そうした守備陣と攻撃陣の信頼関係があり、それぞれが自分たちの仕事に集中できるという好循環が出来上がっている。今節は、そうしたチームの一体感を見ることができるだろう。

一方の柏は、現在3位と好調のチーム。前節はホームの京都戦だった。試合は4分に野津田岳人の速い弾道のフリーキックをナッシム ベン カリファが合わせて、いきなり先制点を許してしまう。それでも、41分に武藤雄樹のゴールで同点に追いつくと、後半開始すぐとなる47分にオウンゴールで逆転。しかし、61分に松本泰志に強烈なミドルを叩き込まれて同点に追いつかれると、その6分後に藤井智也に勝ち越しゴールを許し、柏は5連勝を逃した。

それでもこの試合でも柏の代名詞でもあるカウンターが何度も見られた。2トップの細谷真大、武藤雄樹は、その速い攻撃を完結させる力がある。特に武藤はここまで2試合連続得点を決めており、波に乗らせたくない選手の1人だ。エスパルスの攻撃陣が好調だからこそ、リスク管理を怠らないようにしていきたい。

またエスパルスにとって柏戦は悔しい思い出がある。5月に行われた前回対戦では、序盤から相手に試合を支配され、58分までに3点をリードされる展開。64分に片山瑛一のゴールで一矢報いたが、完敗といって良い内容だった。その試合後、平岡宏章監督が退任となるなど、チームがどん底に突き落とされた試合だった。

そのリベンジでもある今節。エスパルスは、あれからどれだけ成長したのか。それをサポーターにも見せるチャンスとなる。リーグ後半戦に入って、未だホームで勝利ができていない。ここを取って、続くホーム京都戦に繋げ、残留争いを一気に抜け出す。
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著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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