■「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」 8月18日ー21日　ザ・ノースカントリーゴルフクラブ （北海道千歳市）7178yard・par72 ▼ 19日（大会2日目）

脱力系の41歳が、24歳の金谷に1差と迫った。
プロ19年目の岩田寛が6バーディ、2ボギーの「68」。
通算8アンダーまで伸ばして、大会2勝目のチャンスを作った。

初日の雨はやんだが、この日は強い風が吹いた。
「雨も、風も、どっちも嫌ですけど｡昨日も今日も、すっ…と、回ってこられた」と、前半の2番から好調ぶりを示す連続バーディ。

「グリーンは読みづらいので、いいイメージはないです」と苦手を口にしながら、さらに9番、15番と順調に伸ばすと、浮島の難しい16番パー3では、フォローの風を使って7アイアンでピンそば。
1.5メートルのチャンスも逃さず2度目の連続バーディを記録した。

一見、淡々として見えるが、「ここでもう1勝したい」｡通算2勝目を飾った2015年以来の大会2勝目をにらむのは、米再挑戦への熱い思いを秘めているから｡

青写真はWGC→「全米プロ」から秋の入れ替え戦に加わって、翌年の米出場権獲得に成功した2016年シーズンの再現だ。

そのためにまず、日本ツアーに9枠が割り振られる10月13日ー16日の「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権獲得を目指している。

大会直近の賞金ランキング8位までの選手に権利があり、開催まで約50日と迫った現在のランクは16位。
「1勝して、ランキングを上げたい」と、言葉少なに目標を口にした。

「嫌いな人っているんですかね？」と、逆質問するほど大好きな北海道。
コロナの今は極力、外食を減らすが今週は開幕前に1日解禁。
知人と「海鮮か、ジンギスカンか」と、メニューに迷い「両方行こう」とお店をはしご。
本戦に入ると、一人静かにテイクアウトで好物の「生姜焼き弁当」を持ち帰り｡
コロナ禍なりに楽しみながら、週末にむけて鋭気を養う｡