全北現代、延長後半AT弾で大邱FC下しACL準々決勝進出。指揮官「ベスト8以上の高みを」

Kリーグ公式
チーム・協会

【写真=韓国プロサッカー連盟】

8月18日、日本の浦和駒場スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)決勝トーナメント1回戦の大邱(テグ)FC対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが行われ、全北現代が2-1で勝利した。

全北現代は後半1分、ソン・ミンギュのゴールで先制に成功するも、同10分に大邱FCの同点弾を許す。試合は延長戦にもつれる接戦となったが、終了間際の延長後半アディショナルタイム、途中出場のキム・ジンギュが劇的な勝ち越しゴールを決めて同国対決を制した。

2シーズン連続のベスト8進出を果たした全北現代は次戦、来る8月22日に埼玉スタジアム2002で行われる準々決勝を戦う。

試合後の記者会見には、キム・サンシク監督とマン・オブ・ザ・マッチのソン・ミンギュが出席した。全北現代の会見の一問一答は以下の通り。

試合後、現地ファンとともに記念撮影をする全北現代の選手、スタッフ 【写真=韓国プロサッカー連盟】

―今日の試合を振り返り。

キム・サンシク監督「延長120分間の死闘のなかで勝利を収めた選手たちに、本当に感謝と祝福の言葉を伝えたい。選手たちが最後まで興奮せず、我慢しながら相手のゴールに迫ったので、最後に勝利を得られたと思う。選手たちに感謝していると伝えたい」

ソン・ミンギュ「とても厳しい試合だった。選手たちや監督、コーチングスタッフの全員が今日の試合の勝利を望んでいた。延長120分まで続く厳しい試合をしたので、次の試合のためにしっかり回復できるようにしたい」

キム・サンシク監督(左)、ソン・ミンギュ(右) 【写真=韓国プロサッカー連盟】

―大邱FCとの試合に臨むにあたり、選手たちにどのような注文をしたのか。

キム・サンシク監督「一発勝負のトーナメントなので、戦術的には2列目を中心とした相手の後方のスペースを突こうと準備していた。ただ、大邱FCが全体的に守備を下げたため、スペースがあまり生まれず困難を経験した。その部分では選手たちが上手く戦ってくれたと思うし、試合の最後まで我慢したからこそ、最後に決勝ゴールを決めて勝利できたと思う」

―ソン・ミンギュ選手は本来ウィングの選手だが、最前線にポジションを変更して以降、ゴールを量産している。

キム・サンシク監督「練習を多くこなす時間もなく、最前線で出場しているが、サイドで魅せていたパフォーマンスを中央でもできると思ったので、起用することになった。チームにはグスタヴォもいるが、また別のスタイルの攻撃オプションを追加できる良い選択になると思った。ソン・ミンギュ自身、これまでゴールが入らず苦しい思いをしたと思うが、これからはサイドや中央を問わず上手くやれると思う」

キム・サンシク監督 【写真=韓国プロサッカー連盟】

―ポジションを変更して以降、ゴールを量産しているが。

ソン・ミンギュ「どのポジションでプレーするかより、試合に出場することが重要だと思う。監督が前線起用に対する信頼があったので、自分が起用されたと思う。その信頼にゴールを決めて恩返しできて嬉しく思う。フォワードの位置で多様なオプションを持った選手として良い姿を見せたい」

―次の対戦相手が決まっていない状態ではあるが、準々決勝に向けてどのように準備を進めるのか。

キム・サンシク監督「まだベスト8の相手は決まっていないが、韓国で多くの試合をこなし、今日も120分の試合を繰り広げたので、選手たちはかなり疲労していると思う。どの相手であれ、今回の試合と同じ意志を持って試合に臨めば準々決勝でも良い結果を出せると思う。何より、昨年はベスト8で敗れてしまっただけに、今年はより高いところに上がれるよう努力する」

―選手たちは今回の試合にどんな姿勢で臨んだのか。また、どのような会話を試合中にしていたのか。

ソン・ミンギュ「試合に臨む前もそうだし、試合中もそうだったが、勝利したいという思いしかなかった。その目標を達成するために、選手全員が一つになって試合に臨んだ」

ソン・ミンギュ 【写真=韓国プロサッカー連盟】

【翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ】
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント