アストン・ヴィラ|エヴァートンに2-1で今季初勝利 (プレミアリーグ第2節)

アストン・ヴィラFC
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【©︎AstonVillaFC】

イングスとブエンディアの2得点と終盤の粘り強い守備でエヴァートンを撃破!

 プレミアリーグ第2節でエヴァートンと対戦したアストン・ヴィラ。先週は昇格組のボーンマスに低調なパフォーマンスで0-2の完封負けを喫しており、ここから巻き返しをする意味でも重要な試合だった。

 この試合では先週ベンチスタートだったタイロン・ミングスとオリー・ワトキンスが先発メンバーに復帰した。序盤からホームの大声援をバックにしたヴィラは、ジエゴ・カルロスがクロスバーのわずか上に惜しいヘディングシュートを放つなど、活気ある雰囲気の中で集中して試合に入り込んだ。

 しかし前半25分にコーナーキックの混戦からエヴァートンのゴードンのシュートがネットを揺らし、先週に続いてまたしても先制を許したかのように見えたが、その前に副審の旗が上がっておりオフサイドと判定される。

 一瞬肝を冷やしたヴィラだったが、その後はボールポゼッションで優位に立って試合を支配した。中でも今シーズンから加入したブバカル・カマラの存在は大きく、ボールを奪われても絶妙なポジションで瞬時にボールを奪取し、攻守で際立ったプレーを見せていた。

 そんな中ついに待望の先制点の機会が訪れる。ジョン・マッギンのロングフィードから右サイドに展開していたワトキンスにボールが渡ると、そのワトキンスが中央にボールを配給。イングスがペナルティエリア内でボールを受け、うまくターンしてスペースを作り、相手キーパーのジョーダン・ピックフォードの左横をすり抜ける強烈なシュートをネットに突き刺したのだ。

先制点を決めたダニー・イングス 【©︎AstonVillaFC】

 1点のリードで迎えた後半もアストン・ヴィラが優位に進める。後半途中でコウチーニョに代わって入ったブエンディアが、74分にアクロバティックな体勢からシュートを放つが、これはうまく当たらずゴールにはならなかった。

 それでも85分に、中盤でボール奪取に成功したヴィラは、シートカウンターの形でボールを受けたブエンディアがワトキンスとのワンツーでゴールに流し込んで欲しかった追加点を呼び込んだ。

 ヴィラはその直後にリュカ・ディニュの不運なオウンゴールで一点差に詰め寄られ、そこからエヴァートンの猛反撃に晒されるが、タイロン・ミングスの身を挺した守備とキーパーのマルティネスの好セーブなどで反撃の芽を摘み取ったのだった。

 ヴィラは今シーズンこれがプレミア初勝利。次節は8月20日(土)にクリスタル・パレスと対戦する。

ゴール
1-0  アストン・ヴィラ:イングス(31分)
2-0  アストン・ヴィラ:ブエンディア(85分)
2-1  エヴァートン:リュカ・ディニュ(OG)(87分)
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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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