【1252プロジェクト】桐蔭横浜大学健康政策学部 スポーツ健康政策学科にて生理とスポーツをテーマに、指導者を目指す男子学生向けの授業を実施!
【桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部】
2022年6月30日午後に桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツ健康政策学科の学科基礎セミナーにて、生理×スポーツをテーマにした1252プロジェクトの授業「1252Clubroom in桐蔭横浜大学」を実施いたしました。
今回は1252プロジェクトメンバーの伊藤華英(当社団理事)が講師となり、今回の参加学生82名うち、男子学生は64名と、スポーツ指導者やスポーツマネジメントの業界に就職することをめざす男子学生向けに授業を行いました。特に男性指導者が7割以上と言われるスポーツ指導の現場において、ジェンダー問わず生理について学ぶということは本領域において、とても重要です。
桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部は2008年に開設され、2021年教員採用試験合格者数37名を誇ります。今回、将来の指導者を目指す学生たちに、これまであまり語られることのなかった生理とスポーツについて、男女ともに楽しく学ぶ機会となりました。特にスポーツ健康政策学部では、スポーツ指導者やスポーツ・健康つくり活動を支援できる人材、さらには文化やスポーツ、健康に係わるさまざまなプログラムを企画・実施・運営できる人材などを養成することを目的としており、この度1252プロジェクトに関心を持って頂き、生理とスポーツに関する講義を行いました。
講師は当社団理事で元競泳日本代表の伊藤華英、進行はスポーツを止めるなの推進メンバーの田中陽太郎で行い統計データや伊藤華英の実体験をまじえ、医学的見地から、生理による体や心への影響やどう向き合っていくか、男子学生向けに生理について必ず知ってほしい知識やキーワードを覚えてもらうなど具体的な内容となりました。
当社団で実施した運動部女子学生におけるスポーツ×月経実態調査によると、月経の悩みをコーチや監督に相談できると回答した学生は全体の約3パーセントのみとなっています。
伊藤華英は自らの経験として、「23歳で北京オリンピック出場のときに月経がその期間にあたることがわかり、医師とコーチと相談のうえ、ピルを飲んで時期をずらすことにしたが体重が4キロほど増えてしまい苦労した。もっと早く自分のコンディションや月経のことを知っていれば直前にピルを飲まずに対処できた」と語り、ジェンダー問わずに生理を学び、長期的なコンディションの取り方や生理を知ることでもっとスポーツを楽しめる環境を作っていきたいと学生に伝えました。
<授業後の感想>
「女性は1年の中でかなりの期間生理で悩まされているということを知って、男女共に理解が必要だと感じました。この知識は、今後とても参考になると思うので、忘れないでいきたいです」
「女性アスリートが指導者に相談している人が3%しかいないということだったので指導者からもっと歩み寄ってコミュニケーションを取っていった方が選手自身のコンディションもパフォーマンスも上がっていくのかなと思いました」
「スポーツと結びつけて聞いたことで内容が入ってきやすくてとても良い学びができた。お互いに恥ずかしいとかを関係なく相談し合える関係になることで対策をもっとすることができるので、男性ももっと詳しくなる必要があると感じた」
「将来、体育の教員になったときに今日学んだことを生かしつつ、もっと月経についての知識を深めて、生徒一人ひとりに向き合おうと思いました」
【講義の様子】
【講義の様子】
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