◇オリックス対東北楽天 第15回戦（9日・京セラドーム大阪）

　オリックスの西野真弘選手が2安打2打点の活躍で、チームの勝利に貢献した。

　西野選手は今シーズン打率.204（試合前時点）と打撃面でなかなか調子が上がらず、5月末に抹消。8月6日に再昇格を果たすと、「2番・DH」で5月25日の巨人戦以来となる先発出場を果たした。

　1点リードで迎えた第2打席、1死3塁の場面から東北楽天先発の則本昂大投手の変化球を上手くはじき返し、レフト頭上を超える適時二塁打を記録。さらに続く第3打席でも、右中間を破る適時三塁打を放ち、見事に中嶋聡監督の期待に応えた。優れた打撃技術と堅実な守備が光る西野選手はシーズン終盤にかけて、間違いなく重要となるだろう。

◇西野選手 コメント
（3回裏 適時二塁打）「打ったのはフォークだと思います。寅威（伏見）が出て、周平（福田）がバントを決めて、それぞれがしっかりと仕事をして、いい流れで回ってきたチャンスだったので、自分もその流れに乗っていこうと思っていましたし、なんとか外野の頭を越えてくれてよかったです！」

（4回裏 適時三塁打）「打ったのは真っすぐです。インコース寄りのボールをうまく打てましたし、（福田）周平がよく走ってホームまで還ってきてくれたおかげです！」

文・村井幸太郎