怪物ハーランド、デビュー戦で2得点【マンチェスター・シティ】

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【©︎ManCity】

マン・シティ 2-0 ウェストハム (PL第1節)

 マンチェスター・シティは昨シーズンのプレミア王者として臨む開幕戦でウェストハムとアウェイで対戦した。この日は鳴り物入りで入団したハーランドのプレミアリーグデビュー戦となる試合で、多くのファンが彼の得点に期待して試合を見守った。

 序盤はホームのウェストハムが主導権を握る展開に。しかし、徐々にリズムを持ち直し、シティは持ち前の流動的な動きと柔軟な戦術でパスワークを駆使した試合を展開し優位に試合を進める。

 この日右サイドのフィル・フォーデンが、鮮やかなカーブをかけたクロスを中央に送るが、このボールは僅かにハーランドには合わなかった。28分にはデ・ブライネがギュンドアンのパスにダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしたが、これは前のプレーでギュンドアンがオフサイドだったため取り消される。

 しかし先制点が生まれるのは時間の問題だった。36分に、エリア外でギュンドアンが見事なターンからハーランドにスルーパスを供給。これを相手GKがたまらず飛び出してハーランドを倒してしまい、シティがPKを獲得。蹴るのはもちろんハーランドで、これを冷静にネット左に決めてシティが先制に成功するとともに、ハーランドもデビュー戦ゴールを飾った。

【©︎ManCity】

 前半をハーランドのPKによる得点で折り返したシティは、後半も試合を支配し続ける。右サイドのフォーデンからのスルーパスに抜け出したデ・ブライネが鋭いクロスを中央に入れるが、中に走り込んでいたハーランドは追い付かず、後ろから迫ったギュンドアンがシュートを放つが惜しくも枠を捉えることはできなかった。

 しかしハーランドのデビュー戦はこれだけでは終わらなかった。68分にハーランドがアグエロ以来となるデビュー戦2ゴールを達成し、チームに2点のリードをもたらしたのだ。デ・ブライネの糸を引くようなスルーパスにフリーでボールを受け取ったハーランドが冷静にボールをゴールに流し込み、自身の鮮烈なプレミアデビューに花を添えた。

 シティはこの後も難なくリードを守り切り勝ち点3を獲得。シティは今シーズンもプレミアリーグ連覇に向けて視界良好のようだ。

ゴール
0-1 シティ:ハーランド(36分)
0-2 シティ:ハーランド(68分)
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著者プロフィール

マンチェスター・シティFCは、1880年に設立されたイングランド・マンチェスターに本拠地を置くサッカークラブで、プレミアリーグに加盟しています。44シーズンぶりとなるリーグ制覇(2011-12シーズン)や、プレミアリーグ史上初の勝ち点3桁でのリーグ優勝(2017-18シーズン)など、近年世界で最も勢いのあるクラブとして知られています。

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