[RUGGERSコラム] 日本ラグビーの合宿地情報

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 8月に突入しました!
 夏の日本ラグビーといえば合宿ですね。合宿は、チーム力を上げるため、集中してラグビーに取り組めるよう、避暑地やラグビー環境が整った場所などで行います。一般的に「ラグビー合宿=菅平」というイメージがあるかと思いますが、ここ最近は菅平以外にもラグビー合宿として使われる場所が北は北海道から、南は沖縄までどんどん増えてきています。
 そこで今回のオニギリ's eye!!は、日本の新たな合宿地をいくつかピックアップしたいと思います。

 まずは、北海道です。
 広大な土地と美味しい食事、気候が涼しいということで、北海道へ合宿するチームが10年程前から増えています。特にトップリーグ時代、社会人チームが網走へ集結し、プレマッチが多く行われていました。しかし近年は、トップリーグの8月開幕(2018年)、ワールドカップ2019、新型コロナウイルス、リーグワン開幕(2022年1月)など、色々な理由から網走方面に集まって合宿するチームが減ってきています。北海道は、網走以外にも札幌にある定山渓がクラブチームである北海道バーバリアンズの本拠地で、セブンス日本代表チームがよく使用しています。北海道は、気候が涼しく、食事が美味しい場所として人気の合宿地の一つとなっています。

 続いては、東北方面で福島にあるJヴィレッジです。Jヴィレッジは東京ドーム約10個分ある日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターで、最近はここでもラグビーの合宿が行われています。施設としては、屋内外で集中することができ、ホテルも隣接されていることから移動のストレスも少なくなっています。また食事もサッカー日本代表に帯同している料理長が作っているということで、味も量も最高峰となっています。
 こちらの施設は、2011年東日本大震災でも避難所として機能していました。当時、原子力発電所の事故処理の中継基点ともなっていて、スポーツが出来るような施設ではありませんでした。しかし、東京オリンピックの開催決定と共に、Jヴィレッジを再利用できるよう、日本スポーツ振興センターなどからの助成金・寄付金を元に復活しました。震災復興のシンボルの一つとして、聖火リレーのスタート地点としても注目された場所でもあります。そんな施設で行なうラグビー合宿は、チームビルディングする上でも最高な場所であることに違いありません。

 続いて東海地方で紹介するのは、静岡県中西部に位置する小笠山総合運動公園エコパ周辺になります。ここは、ラグビーワールドカップ2019で日本代表がアイルランド代表を下したスタジアムとしても有名です。こちらの施設は、施設内公園の全てのグラウンドでラグビーが出来るようにポールを立てており、合宿誘致に注力しています。エコパ周辺は、雨が少なく、関東と比べると暑さも落ち着いています。また立地としては、日本のど真ん中に位置しており、新幹線や静岡空港の利用が出来ればとても集まりやすい環境となっています。バス移動にはなりますが、宿泊施設も充実しています。食事も陸の幸と海の幸が食べられる静岡県。美味しい食事と、日本代表が歴史的勝利に想いを馳せながら、集中してラグビーに取り組めそうな合宿地ですね!

 関西からは和歌山県の上富田町です。和歌山といえば、南紀白浜にパンダで有名なアドベンチャーワールドがありますが、ここにもラグビー合宿ができるスポットがあり、最近注目されています。過去には日本代表が国内合宿として利用したこともあります。ここ数年は関西方面のリーグワンチームも多く訪れています。こちらもストレスを感じさせない、のどかでラグビーに集中ができる環境が整っているとして注目されています。

 九州は、福岡にあるグローバルアリーナです。ここはサニックスの創業者である宗政伸一氏が、青少年育成に貢献できる施設として建設し、ラグビーが出来る環境として注目されてきました。特に毎年5月に行われていたサニックスワールドユース大会では、日本の高校生と海外の高校生が集まって、異国の文化を共に伝え合ったり、ラグビーというスポーツでお互いを高め合う、非常に貴重な機会となっています。サニックスがリーグワンから撤退してしまいましたが、今後もこのような機会は継続してほしいと、オニギリは願っています。施設としては、いくつかのコテージがあり、海外の雰囲気を感じる施設となっています。また、グランドや体育館が隣接されているため、移動のストレスもあまり感じない施設です。九州方面の学校は、グローバルアリーナに加え、大分県竹田市久住でも合宿していることが多くなっています。

 大分といえば、別府も合宿地として利用されています。特に日本代表は、先日のフランスやウルグアイとの試合の前にも訪れています。やはり大分といえば温泉ですよね。激しい練習が続く合宿のリカバリーとして、日本でも最高峰であると言えます。サンウルブズも別府を拠点にして活動していることが多かったです。

 最後に、沖縄県読谷村もラグビー合宿地として注目されています。「沖縄でラグビー!?」と思われる方もいるかと思いますが、読谷村には残波岬ボールパークという施設があり、隣にホテルも隣接されていて、合宿地として充実しています。リーグワンやセブンス日本代表が利用することが多くあります。沖縄といえば海で、ビーチを活用したトレーニングもでき、沖縄という立地を生かしたチームビルディングも効果的であり、合宿で利用するチームが増えてきています。沖縄であれば、家族も一緒に連れて行くことが出来、ラグビーにも集中しながら家族との時間も取れるという、まさしく一石二鳥な合宿ができるというメリットもあります。沖縄は、野球だけでなくラグビーの合宿地としても盛り上がっていくこと間違い無いありません。

 以上、全国各地で注目のラグビー合宿地をオニギリ's eye!!してみました。他にももっとたくさん紹介したところがありますので、また機会あればぜひ紹介したいと思います。
 従来の合宿のイメージは「キツイ」「辛い」などのネガティブイメージが強いですが、ここ最近は施設も充実して、ストレスを感じることが少なくなっており、選手個人の能力を効果的に上げることができます。食事・宿泊施設・グラウンド・リカバリー・ウエイト施設など、色々な面で求められる水準が上がってきていますが、この水準の高さがあるから日本のスポーツ、そしてラグビーのレベルが上がってきているのだな、と感じています。これから8月も中旬に入っていき、暑く濃い合宿シーズンになります。菅平も、そして他の合宿地も、ラグビー熱でどんどん盛り上がっていくこと間違いなしです!
 オニギリもこの1ヶ月は色々な合宿地巡りをして楽しみたいと思います。

 今月もワクワクが止まりません!!
 
【関連リンク】
下記関連リンクに加え、以下参照
・グローバルアリーナHP
https://global-arena.org/
・久住スポーツセンターHP
https://www.ksc1997.com/contents/1172/
・別府にて日本代表が紹介されている(大分スポーツ合宿総合サイト)
https://www.oita-sporttourism.jp/news/20/
・スポーツコミュニケーション沖縄HP
https://www.sports-commission.okinawa/news/2021-11-12/
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著者プロフィール

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「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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