明治安田生命Ｊ２リーグは、6日、7日に第30節の11試合が開催される。

首位の横浜FCは、アウェイで大宮と対戦。前節は岩手に敗れ、12試合ぶりの黒星となった。今季最多タイとなる3失点を喫した守備の修正がテーマとなるだろう。対する大宮は前節水戸に敗れ、8試合勝利なしとなった。課題の得点力不足をいかに解消していくのか。相馬 直樹監督の手腕が注目される。

2位の新潟はホームで徳島と対戦。前節は長崎と引き分け、2試合勝利なし。得点は奪えているものの、失点が増えつつある守備組織を上手く立て直したい。徳島は前節栃木と引き分け、4戦連続のドローとなった。複数得点を奪えていないだけに、勝ち切るためにはリスクを負った攻撃が求められてきそうだ。

3位の仙台は金沢の本拠地に乗り込む。前節は山口と引き分け、2試合勝利なし。3戦連発中の中山 仁斗が、チームに勢いをもたらせるか。一方の金沢は秋田に敗れ、3連敗となった。3試合連続で3失点を喫する守備の修正はもちろん、3戦不発の攻撃陣の奮起が求められる。

4位の長崎はアウェイで東京Ｖと対戦。前節は新潟と引き分け3連勝はならなかったものの、11試合負けなしと安定した戦いを続けている。5戦連発中のエジガル ジュニオが今節も重要な役割を担うだろう。東京Ｖは前節、大分と引き分け、3試合勝利なしとなった。ここ3試合で2得点と好調の加藤 蓮が注目選手となる。

5位の岡山は、アウェイで岩手と対戦。前節は千葉と引き分け、5試合負けなしとしている。チアゴ アウベスら好調を維持する外国籍選手の出来が、今節もカギを握るだろう。岩手は前節、横浜FCに快勝を収めた。首位チームを撃破した勢いを今節にも持ち込み、今季初の連勝を狙う。

6位の熊本はホームに栃木を迎える。前節は琉球に敗れ、連勝が3でストップした。巻き返しの一戦となる今節は、栃木のプレッシャーをいかにかいくぐるかがテーマとなるだろう。栃木は前節、徳島と引き分け、4試合負けなしとしている。プロ初ゴールを決めた宮崎 鴻が、今節も結果を残せるか。

町田vs大分は7位と8位の対戦となる。昇格プレーオフ出場圏内への浮上に向けて、ともに負けられない試合となる。町田は前節山形に、0-1で競り負けた。強度の高い守備は実現できているだけに、チャンスを決め切れなった攻撃陣が意地を見せたいところだ。大分は前節東京Ｖと引き分け、7試合負けなしとした。2戦連発中の藤本 一輝に今節も期待がかかる。

加入後初ゴールを決めたディサロ 燦シルヴァーノ（山形）に注目が集まる

山口はホームで山形と対戦。前節は仙台と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。それでも土壇場で追いつき、連敗を3で食い止められたのは好材料。久しぶりに結果を出した沼田 駿也が今節も輝きを放てるか。対する山形は町田に1-0で勝利した。こちらは、加入後初ゴールを決めたディサロ 燦シルヴァーノに注目が集まる。

秋田はホームに水戸を迎える。前節は金沢に快勝を収め、13試合ぶりに勝点3を手にした。持ち前の堅守が保たれ、スピード溢れる攻撃も機能。今節もこの勢いを保ち連勝を狙う。一方の水戸は大宮を下し、4戦負けなしとした。久しぶりにゴールを決めた曽根田 穣が、今節も結果を残せるか。

群馬はホームで千葉と対戦。前節は甲府と引き分け、連勝はならなかった。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなるだろう。対する千葉は前節岡山と引き分け、3試合勝利なしとなった。得点力に課題を抱えるなか、7試合ゴールから遠ざかるブワニカ 啓太の爆発が待たれる。

甲府はホームに琉球を迎える。前節は群馬と引き分け、2連続のドローとなった。途中出場から同点弾を決めた三平 和司に今節も期待がかかる。琉球は熊本に快勝を収め、5試合負けなしと調子を上げている。いまだ最下位に沈んでいるものの、守備の安定が生まれているだけに、今後の浮上に期待が持てそうだ。