マリーンズ戦記 8月4日 イーグルス戦 1対10

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【2022年千葉ロッテマリーンズ チームスローガン】

 大敗である。序盤に10点を失い、大勢は決した。杜の都 仙台でのイーグルス3連戦は初戦こそ制したものの2連敗で負け越しとなった。雨のせいか、夏とは思えない涼しい日だった。

 「(先発の本前は)自分でよく分かっていると思う。三回で試合が決まってしまった。前回もそれに近い内容。もう一回、自分で自分の内容を見つめ直して、立て直して欲しい」

 試合後の井口資仁監督は苦悶の表情でゲームを振り返った。

 後半戦、なかなか勢いに乗れない。追い打ちをかけるように新型コロナウィルスの影響で多くの主力選手が離脱していっている。そして長いペナントレースの終盤。疲れもあるのだろう。ただ、マリーンズの目標は頂点。そこにたどり着くまでは歯を食いしばって前に進み続けなければならない。

 「自分たちの野球をするだけ。昇格した選手たちはアピールする場でしっかりとアピールして欲しい。きょうは(田中)ヤス、国吉といい投球をしてくれた。また明日、切り替えて頑張る」と指揮官は語気を強めた。

 かの有名な理論物理学者のアルベルト・アインシュタインは「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない」と言ったという。マリーンズもどんな状況でも走り続けなければならない。尊い目標を達成するために、みんなで喜びを分かち合い、最高のオフを過ごすため。そして、この難局を抜け出すためには、ガムシャラに走り続けるしかない。

 首位のライオンズはサヨナラ勝ちを決め、ゲーム差は5・5ゲームまで広がった。勢いに乗っている。そして次は敵地で首位ライオンズとの直接対決となる。ただ、マリーンズはZOZOマリンスタジアムで前回対戦した際に3タテをしている。その再現を誰もが期待しているし、チームの想いも同じだ。イッキにゲーム差を縮める大チャンスである。そうすれば、おのずと頂点がまたクッキリと見えてくる。マリーンズは走り続ける。頂点まで。
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